リオペーク｜キャピタルペイント株式会社

●塗膜の劣化現象
紫外線と雨水の影響で木材のリグニンが分解し、塗膜の密着性が低下します。
・紫外線により木材中のリグニンが分解
・分解したリグニンが雨水とともに溶脱
・劣化した脆弱な木部層が金膜下に形成され、塗膜の密着性が低下
・その結果、塗膜の剥離や風化が発生

●リオペークの効果 ※特許登録(第7672746号)
従来、塗膜下の劣化した木部(木部劣化層)が原因で再塗装しても剥離の恐れがありました。
リオペークは、既存塗膜の上から塗布することで、木部劣化層に浸透しウレタン結合します。
これにより、既存塗膜と木部劣化層が一体化した樹脂層となり、再塗装の下地を形成します。

●塗膜密着性の試験結果
セロハンテープを用いたJIS準拠の試験により、リオペーク塗布の有無による差を確認。
・リオペーク無し:木部劣化層から塗膜が剥離
・リオペーク有り:塗膜の剥離なし
→塗膜の密着性が大幅に向上

●施工事例と効果
既存塗膜を剥がさず施工することで、以下の利点が確認されています。
・剥離作業に伴う粉塵·騒音、廃液の発生抑制(環境負荷低減)
・工期短縮およびコスト削減
・強固な塗膜を形成
※再塗装後の塗膜の耐候性(メンテナンス周期)の目安は新築時と同等です。
※含浸タイプ塗料にも木部劣化層を補強する効果があります。