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掲載:2023年04月01日 更新:2023年04月01日

マリメッコに魅せられて。インテリアにも取り入れられるマリメッコの魅力を紹介。

鮮やかなケシの花柄のバッグを女性が持っているのを見たこともある方も多いと思います。デフォルメされたデザインは視認性がありながらもほっとする。そのテキスタイルメーカーは、「マリメッコ」、フィンランドのメーカーです。

日本の女性がとても好きなメーカーのひとつ。バッグをはじめワンピース、シャツにインテリアと様々なアイテムを作っているブランドで北欧の会社らしいエコや多様性を取り入れています。

また、ユニクロ・アディダス・IKEAなどのメーカーとコラボもしているマリメッコ。その魅力についてフィンランドの写真と共にご紹介します。

マリメッコについて


1951年にアルミ・ラティアが創業したテキスタイルメーカー。
フィンランド語でマリーちゃんのドレスという意味の会社名でファッションをはじめインテリア食器などのデザイン商品を多く製作している。

ケネディ大統領夫人が着用したドレスのメーカーとしても有名。マイヤ・イソラをはじめデザイナーを多く起用し、日本人デザイナーも活躍している。

マイヤ・イソラについて


マリメッコの人気デザインを作ったデザイナー。ケシの花のウニッコをはじめ現在でも人気のデザインの多くが彼女の作品。
旅するデザイナーとしても有名で、映画「マイヤ・イソラ旅から生まれるデザイン」も公開される。



1.マリメッコ本社

マリメッコ本社
ヘルシンキ中央駅からメトロ(地下鉄)で行けるマリメッコ本社。本社と工場とお店が入っています。 お店は、通常のショップとアウトレットの品を販売するコーナーがあり、一日中いても楽しめそうなところです。

マリメッコは、基本定番品以外はシーズンで売り切り。アウトレットではレアな廃盤品などをお得にゲットできます。洋服以外にもインテリアやファブリックなども。


2.マリトリ

マリトリ
マリメッコ本社に併設されている社員食堂。一般の人も約2000円位でビュッフェランチを楽しめます。
マリメッコのスタッフも利用しているので着こなしや食堂で使われている食器やペーパーナプキンなど色々な視点から参考になるところ。お料理もおいしいです。


3.フィンランドバンター国際空港のマリメッコ

フィンランドバンター国際空港のマリメッコ
フィンランドのバンター国際空港には何箇所もマリメッコのショップがあり、洋服・バッグや食器などのお土産品を買うことが可能。
私はマリメッコが大好きなので大体全部見てしまいます。ちなみに免税品は、40ユーロ以上購入が対象。購入時タックスフリーを申し出て書類を作成してもらった後グローバルブルーのカウンターで返金してもらえます。

フィンランドは税金が高いため高価なものを買った時の返金は結構な額に。出国後はパスポートを見せるだけなので慣れていない方は出国後のお店で購入するのがおススメです。


4.ヘルシンキのマリメッコ

デザインミュージアム
ヘルシンキ市内にはマリメッコの店舗がいくつかあります。エスプラナーデにある旗艦店をはじめソコスデパート、カンピのショッピングセンターなど。お店ごとに多少置いてあるものが違い、全ての商品をまんべんなく置くお店があったり、洋服・バッグを扱うファッション専門のお店などマリメッコ巡りで発見が多いです。

また地方都市のロヴァニエミ、ユヴァスキュラ、セイナヨキなどにもマリメッコの店舗あり。 写真は、エスプラナーデの店舗。こちらは数年前に移転しています。以前は、エスプラナーデ通りの角にありました。

お店では、観光客はもちろん地元の女性たちも洋服を買っています。マリメッコのバッグを持っていたり、ワンピースを着ている人も。店員さんは、どの店舗でもやさしくて感じのいい方ばかりなので気持ちよくお買い物ができます。フィンランドに行かれた際にはぜびマリメッコのショップをのぞいてみて下さいね。



5.ハカニエミマーケットのマリメッコ

ハカニエミマーケットのマリメッコ
ヘルシンキ中央駅からトラムやメトロですぐのところにあるハカニエミマーケット。 1階に映画『かもめ食堂』やフィンランドを紹介する番組などでよく登場する市場があります。2階には、お土産品や雑貨を扱うお店が並び、その中には、マリメッコのショップも。

私が行った時には、マイヤ・ロウェカリのシールトラプータルハ(市民農園)のテキスタイルが飾られていました。店内には、小物が中心でしたが種類豊富な小銭入れにワクワク。宝探しみたいですよ!

マイヤ・ロウェカリについて

1982年生まれのデザイナー。市民農園をはじめキッピスなど人気の作品をデザインしている。白樺の木をデザインしたカイクもアート作品のようで素敵。手描きの愛らしいデザインは、彼女の優しい人柄を表しています。



6.インテリアに取り入れたら

ウニッコのファブリックを取り入れた例

ウニッコのファブリックを取り入れた例

ファブリックは140センチ幅で売られています。2mのコットンをタペストリーのように壁にかけてみました。ファブリックは、コットンやリネンの素材またラミネート加工がされたものもあります。

1mのパーリナをプレーンシェードにした例

1mのパーリナをプレーンシェードにした例

大胆な模様の梨柄がプレーンシェードにはぴったり。一枚の絵画のようにも見えます。昼間でもシェードを下げたくなるのが悩み。

パーリナについて…マイヤ・イソラのデザイン。洋ナシを大胆にポップに描いた一枚。こちらも人気デザインのため度々復刻されています。


マリメッコの壁紙

マリメッコの壁紙

壁紙だとより生活やインテリアに彩を添えます。ウニッコ柄は、落ち着いた色を選ぶとリビングやダイニングにもマッチ。

ウニッコについて…マイヤ・イソラがデザインした最もポピュラーなデザイン。創業者のアルミ・ラティアの自然のままでも美しい花をモチーフにする必要がないという考えを無視して作ったデザイン。世界中で愛されているウニッコは、配色や大きさを変えて毎年発売されています。


キヴイットについて

キヴイットについて

マイヤ・イソラのデザイン。キヴイットは、フィンランド語でという意味。大きい(イソ)石と小さい(ピエニ)石がある。
こちらも人気のあるデザインのためフィンエアーの食器や洋服などにも採用されています。

プリマヴェーラについて

プリマヴェーラについて

こちらもマイヤ・イソラのデザイン。彼女がアルジェリアで見たマリーゴールドからインスピレーションを得てデザインしたもの。

クルイェンポルヴィについて

クルイェンポルヴィについて

アイノ・マイヤ・メソトラのデザイン。ゼラニウムを意味する花の模様。エレガントで繊細なそのデザインは、暮らしに癒しを与えてくれそうです。
紹介したマリメッコのデザインは一例です。常に新しいデザインやマイヤ・イソラの復刻など発表されています。用途に合わせてチェックしてみて下さいね。



まとめ

マリメッコ
冬が長く寒いフィンランドから生まれたマリメッコ。フィンランドの人たちは室内で快適に過ごすことを得意としていて、インテリアに明るいマリメッコのファブリックを使っているようです。

バッグや洋服もいいですがマリメッコをインテリアに取り入れることおススメします。
なぜならいつも明るい気持ちでいられる。家事を頑張れる。和風やシンプルな空間にもマッチするからです。
これから時期の模様替えやリノベなどマリメッコの壁紙はいかがですか?もちろん新築住宅や店舗にも。気持ちも一新できること間違いなしです。


著者(村上 佐記枝 )プロフィール

▼略歴
福祉系専門学校卒業後保育士1年勤務
役所で補償業務の臨時職員1年
ハウスメーカー、工務店で建築事務や建築設計、確認申請業務、宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーターなどを30年経験

▼保有資格
二級建築士、宅地建物取引主任士、インテリアコーディネーター、カラーコディネーター2級、福祉住環境コーディネーター2級、整理収納アドバイザー2級、保育士







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