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コラム
掲載:2025年10月16日更新:2025年12月10日

【万博採用建材】現代建築にもなじむ品格と精緻な仕上がりの竹材「銘竹(めいちく)」

横山竹材店
大阪・関西万博では、各国のパビリオンや共用施設、屋外設備にいたるまで、機能性・美しさ・環境配慮を高次元で融合させた多彩な建材が採用されました。 本連載「万博採用建材」では、実際に万博で使用された建材メーカーの製品を取り上げ、採用の背景や開発の裏側、そしてそれぞれの建材が空間にもたらす価値を深堀して紹介します。
今回は、有限会社横山竹材店の竹材「銘竹」です。




採用された製品



採用された経緯

横山竹材店
2023年夏頃に設計会社様からデザインについてのお問い合わせを頂き、同時に建設会社様から5000 本以上の竹を用意出来、尚且つ加工、現場施工も対応可能かについてのお問い合わせを頂きました。

当初のデザイン案では竹の施工強度を確保する事が難しく、当初のデザイン案を全て壊す事なく施工強度を保ちつつ如何にゴールに繋げるかを3 社で何度も協議をした事を覚えています。

その結果、3 社が納得する形となった為に採用されたのだと思います。


採用場所

横山竹材店
出展地域 :アジア
会場エリア:マレーシアパビリオン(エンパワーリングゾーン 海外パビリオン P02-01)


万博採用写真



製品の特長

横山竹材店
材質
寸法
1500~4000 ㎜×Φ50~70 ㎜
色調
自然な竹色(黄色)
主な用途
外装及び内装仕上げ材
設置場所
ファサード・外装ルーバー・内装モニュメント

内装の各部屋にはマレーシア産の竹材を天井化粧に化粧として使用しています。マレーシア産の竹材も弊社で加工及び現場施工を行いました。



開発で苦労したこと

横山竹材店
外装に使用する5000本以上の竹材が直射日光、雨ざらしの外部に使用する為、会期中に劣化、カビ、腐食、虫害に見回られないように竹材の加工に最も時間を費やしました。

会期は約6ヶ月間ですが施工日数も含めれば約1年間、外部に晒す事になる為、弊社では2年以上、外部に晒す想定で加工を施しました。

加工は2024年夏前から始まったので真夏の間は加工作業が過酷を極めた事を記憶しています。


製品の活用例・施工実績





建材ナビ担当者より

今回の万博でもマレーシア館に留まらず、カンボジアパビリオン、大阪ヘルスケアパビリオン、ポーランドパビリオン、アースマートパビリオン、レストラン棟など内装外装問わず、様々な場所で活用される背景には天然の竹材を使いたいとの想いが非常に強いと感じました。天然竹材の良さをもっと多くのユーザーに見て、知ってもらいたいと思います。
有限会社横山竹材店 担当:大堀





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