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特集
- 掲載:2025年12月25日 更新:2025年12月26日
優れた技術・デザインに基づく製品をプロデザイナーの目で評価「プロダクトオブザイヤー2025」受賞作品決定 一般社団法人 日本商環境デザイン協会(JCD)
日本商環境デザイン協会(JCD)が「19th PRODUCT OF THE YEAR 2025」を開催し、正会員の投票により第1次審査を経て、審査員5名で第2次審査を実施した結果、グランプリ・準グランプリ・サステナブル・プロダクト賞などが決定致しました。
(審査員:JCD正会員/ 窪田茂理事長、中村裕輔理事(関西支部支部長)、三沢紫乃正会員 外部審査員/北川大輔 /(株)DESIGN FOR INDUSTRY 代表取締役、プロダクトデザイナー、2023~グッドデザイン賞審査員、花澤裕二 /(株)日経BP社 「日経デザイン」元編集長(敬称略))
JCDは1961年に創立。永きに渡りインテリアデザインの発展と文化育成に貢献し、現在の主な活動は、デザインアワード、シンポジウム、子供達にデザインを教えるSODA活動、各種出版を始め、全国の各支部では様々なデザインイベントや交流会など開催しております。
JCDは1961年に創立。永きに渡りインテリアデザインの発展と文化育成に貢献し、現在の主な活動は、デザインアワード、シンポジウム、子供達にデザインを教えるSODA活動、各種出版を始め、全国の各支部では様々なデザインイベントや交流会など開催しております。
プロダクトオブザイヤーとは?
JCD「プロダクトオブザイヤー」は、正会員様に向けて賛助企業様の優れた技術・デザインに基づく製品を認知していただく絶好の機会であり、応募製品・受賞製品の認知向上やPRについても協会としてバックアップする取組みです。
JCD「プロダクトオブザイヤー」は、正会員様に向けて賛助企業様の優れた技術・デザインに基づく製品を認知していただく絶好の機会であり、応募製品・受賞製品の認知向上やPRについても協会としてバックアップする取組みです。
プロダクトオブザイヤー2025
グランプリ
株式会社トミタ
<審査員コメント>
数ある優れた製品の中で、「KOZO VI」は圧倒的な評価を獲得し、堂々のグランプリに輝いた。 本作は、柄や絵を施した和紙を不燃化することで、壁紙として多様な空間での使用を可能にした製品である。これまで設計者にとって採用が難しかった「和紙」という繊細なマテリアルを、不燃材料として昇華させた点に、大きな革新性がある。
制作過程には、まさに伝統工芸そのものであり、和紙への深いこだわり、作家による筆遣い、手作業による貼り付け、絞りや寄せなど、すべてにおいて高い職人技が宿っている。質感においても、和紙そのものの美しさと力強さが感じられた。
この製品には、日本の伝統と素材、そして技術革新とが高度に融合しており、「本物」だけが持ちうる説得力がある。伝統工芸の継承と進化に、これほどの美しさに挑んだプロダクトに出会えたことは、審査員にとっても大きな喜びであった。
数ある優れた製品の中で、「KOZO VI」は圧倒的な評価を獲得し、堂々のグランプリに輝いた。 本作は、柄や絵を施した和紙を不燃化することで、壁紙として多様な空間での使用を可能にした製品である。これまで設計者にとって採用が難しかった「和紙」という繊細なマテリアルを、不燃材料として昇華させた点に、大きな革新性がある。
制作過程には、まさに伝統工芸そのものであり、和紙への深いこだわり、作家による筆遣い、手作業による貼り付け、絞りや寄せなど、すべてにおいて高い職人技が宿っている。質感においても、和紙そのものの美しさと力強さが感じられた。
この製品には、日本の伝統と素材、そして技術革新とが高度に融合しており、「本物」だけが持ちうる説得力がある。伝統工芸の継承と進化に、これほどの美しさに挑んだプロダクトに出会えたことは、審査員にとっても大きな喜びであった。
審査委員長 JCD理事長 窪田 茂
準グランプリ
ORDER MADE LIGHTING CONTROLLER うつろい パネル意匠と機能をオーダーできる、ライティングコントローラーシリーズ
大光電機株式会社
<審査員コメント>
「JCDプロダクトオブザイヤー」の二次審査は5回目になりましたが、今回が最も難しかったという気がします。どの製品もレベルが高く、実力伯仲でした。「サステナブル・プロダクト賞」にノミネートしていない製品でもサステナビリティー(持続可能性)への配慮がなされているなど、各メーカーの高い意識が垣間見えました。準グランプリを獲得した「ORDER MADE LIGHTING CONTROLLER」は日本の“今”にぴたりと照準を合わせた製品でした。インバウンド(訪日外国人)の増加でホテル需要が拡大するとともに、居心地の良い客室空間が今まで以上に求められています。金属製パネルと、オーディオ機器のようなクロスローレット加工を施した調光ボリュームの高い質感は、空間に落ち着きをもたらすでしょうし、オーダーメードで様々な機能をフレキシブルに割り当てられる点も魅力です。“観光立国・日本”に求められている製品だと思います。
「JCDプロダクトオブザイヤー」の二次審査は5回目になりましたが、今回が最も難しかったという気がします。どの製品もレベルが高く、実力伯仲でした。「サステナブル・プロダクト賞」にノミネートしていない製品でもサステナビリティー(持続可能性)への配慮がなされているなど、各メーカーの高い意識が垣間見えました。準グランプリを獲得した「ORDER MADE LIGHTING CONTROLLER」は日本の“今”にぴたりと照準を合わせた製品でした。インバウンド(訪日外国人)の増加でホテル需要が拡大するとともに、居心地の良い客室空間が今まで以上に求められています。金属製パネルと、オーディオ機器のようなクロスローレット加工を施した調光ボリュームの高い質感は、空間に落ち着きをもたらすでしょうし、オーダーメードで様々な機能をフレキシブルに割り当てられる点も魅力です。“観光立国・日本”に求められている製品だと思います。
特別審査員 株式会社日経BP社「日経デザイン」元編集長 花澤 裕二
SKWイーストアジア株式会社
<審査員コメント>
従来の自然原料系佐官材に比べ高い発色性とともに耐久性、柔軟性を持った本製品は、空間デザインに更なる表現の幅をもたらしうる優れた製品であるといえる。点荷重にも強い耐久性とともに、地震などによる下地のたわみにも耐えうる高い柔軟性を併せ持っている点に好感がもてる。また、保護剤不要で高い耐水性・耐油性を備えているため、水回りをはじめ浴槽にまで施すことを可能とし、シームレスなデザインを叶えられる点も高く評価された。3種類の異なる粒径の材料や40種以上の表情例、日塗工やRAL等による調色にも対応可能であり、あらゆる空間、デザインの実現を可能とする仕上げ材の好例であるといえる。今後の更なる発展に期待したい。
従来の自然原料系佐官材に比べ高い発色性とともに耐久性、柔軟性を持った本製品は、空間デザインに更なる表現の幅をもたらしうる優れた製品であるといえる。点荷重にも強い耐久性とともに、地震などによる下地のたわみにも耐えうる高い柔軟性を併せ持っている点に好感がもてる。また、保護剤不要で高い耐水性・耐油性を備えているため、水回りをはじめ浴槽にまで施すことを可能とし、シームレスなデザインを叶えられる点も高く評価された。3種類の異なる粒径の材料や40種以上の表情例、日塗工やRAL等による調色にも対応可能であり、あらゆる空間、デザインの実現を可能とする仕上げ材の好例であるといえる。今後の更なる発展に期待したい。
ゲスト審査員 プロダクトデザイナー/株式会社DESIGN FOR INDUSTRY 北川 大輔
審査員特別賞
4Dセラミックタイル/4D CERAMICS
名古屋モザイク工業株式会社
<審査員コメント>
この商品の最大の魅力は表面上の色や柄の処理ではなく内部まで浸透している構造から自然に深みのある質感、ソリッド感が表現されている点である。またその質感も1種類にとどまらず光沢のあるものから落ち着いた梨地のものと使い分けができる選択肢の広いものになっている点も高く評価出来る。市場ではその使われ方からメラミン化粧板のポストフォームや人造大理石との比較になろうかと思われるが、前者とは圧倒的な質感の差、後者とは「耐熱性」という機能的な面で優位に立っており、もちろん本来の天然石や大理石との比較も加工性やコスト面での違いを発揮している。私見にはなりますが老舗の名古屋モザイク工業様が従来のスタンダードな路線にとどまらずこういった新商品の開拓に注力されておられことに感服を感じるとともに、クオリティの高い天板として市場を独占する可能性を予感させる秀逸した新商品と思われる。
この商品の最大の魅力は表面上の色や柄の処理ではなく内部まで浸透している構造から自然に深みのある質感、ソリッド感が表現されている点である。またその質感も1種類にとどまらず光沢のあるものから落ち着いた梨地のものと使い分けができる選択肢の広いものになっている点も高く評価出来る。市場ではその使われ方からメラミン化粧板のポストフォームや人造大理石との比較になろうかと思われるが、前者とは圧倒的な質感の差、後者とは「耐熱性」という機能的な面で優位に立っており、もちろん本来の天然石や大理石との比較も加工性やコスト面での違いを発揮している。私見にはなりますが老舗の名古屋モザイク工業様が従来のスタンダードな路線にとどまらずこういった新商品の開拓に注力されておられことに感服を感じるとともに、クオリティの高い天板として市場を独占する可能性を予感させる秀逸した新商品と思われる。
審査員 JCD理事/関西支部長 中村 裕輔
入賞
Metal Spinning Lamp へら絞りのランプ
株式会社藤致滋建築設計
Moment
株式会社ワイ・エス・エム
Soloist ソリスト
株式会社KAMIYA(旧 神谷コーポレーション湘南株式会社)
ポリッシュボード
竹村工業株式会社
Crystal Rock(クリスタル ロック)
株式会社モザイクジャパン
SC338 コッペスツール
ナガノインテリア工業株式会社
NOBILIS
株式会社SPIVER Japan
サステナブル・プロダクト賞
サステナブル・プロダクト賞
大和ツキ板産業株式会社
入賞
もったいない三郎フローリング
ソリュート株式会社
ポリッシュボード
竹村工業株式会社
リネクシス/RE-NEXIS
名古屋モザイク工業株式会社
Crystal Rock(クリスタル ロック)
株式会社モザイクジャパン
※プロダクトオブザイヤー2025入賞との同時受賞
編集後記
今年で19回目となる「JCD プロダクトオブザイヤー」が開催されました。二次審査では、出品者が直接プレゼンテーションを行う形式に変更されてから、今年で5回目となり、エントリー数34点の中から、一次審査を通過した16社の製品プレゼンテーションを 東京デザインセンター5F(クラフテックギャラリー)にて行われました。
今年も厳選な審査の中で、グランプリ1点、準グランプリ2点、サステナブル・プロダクト賞1点が選定されました。『今回も熱意あふれる発表が続き、製品に込められた想いや背景が、審査員に強く伝わる機会となった。一次審査を通過した製品は、二次審査を通じてその細部が明らかとなるが、いずれも高い完成度を誇り、設計者やデザイナーが本当に求めているものを的確に捉えている印象を受けた。またサステナビリティへの意識の高まりを感じる製品も増えてきた。今年は特に、「伝統工芸」を現代の技術と融合させようとする姿勢や、ものづくりの技術革新から生まれた製品が強く印象に残った。』と審査委員長でJCD理事長の窪田さんの総評もございました。
各メーカーによる製品開発の思いがたくさん込められており、毎年プロダクトオブザイヤーを開催されることで、 直接デザイナーの声や製品の魅力を聞くことが出来る貴重な機会になるかと思います。今回のプロダクトオブザイヤーで受賞を された製品はもちろん、是非使っていただき、より多くの製品にご注目いただければと思います。
今年も厳選な審査の中で、グランプリ1点、準グランプリ2点、サステナブル・プロダクト賞1点が選定されました。『今回も熱意あふれる発表が続き、製品に込められた想いや背景が、審査員に強く伝わる機会となった。一次審査を通過した製品は、二次審査を通じてその細部が明らかとなるが、いずれも高い完成度を誇り、設計者やデザイナーが本当に求めているものを的確に捉えている印象を受けた。またサステナビリティへの意識の高まりを感じる製品も増えてきた。今年は特に、「伝統工芸」を現代の技術と融合させようとする姿勢や、ものづくりの技術革新から生まれた製品が強く印象に残った。』と審査委員長でJCD理事長の窪田さんの総評もございました。
各メーカーによる製品開発の思いがたくさん込められており、毎年プロダクトオブザイヤーを開催されることで、 直接デザイナーの声や製品の魅力を聞くことが出来る貴重な機会になるかと思います。今回のプロダクトオブザイヤーで受賞を された製品はもちろん、是非使っていただき、より多くの製品にご注目いただければと思います。
JCD(日本商環境デザイン協会) インタビュー&レポート
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