ARCHITECT
建築家インタビュー
- 掲載:2025年04月11日 更新:2025年05月02日
懐かしくて古き良き感覚を大切にしつつも、トレンドは意識し長く残る空間デザインを心掛けています 株式会社Old Kan 浦田晶平 (JCD注目デザイナー33)


株式会社Old Kan
浦田晶平(うらたしょうへい)
インテリアデザイナー
〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山601
TEL:080-3230-1034
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山601
TEL:080-3230-1034
【経歴】
【受賞歴】
- 1987年
-
札幌生まれ
- 2011年
-
4年生大学卒業、デザイン系専門学校卒業
- 2011年-2014年
-
内装設計事務所勤務
- 2014年-2020年
-
乃村工藝社A.N.D.小坂竜氏に師事
- 2020年
-
Old Kan 設立
- 2022年
-
株式会社 Old Kan 設立
【受賞歴】
・Sky DESIGN AWRAD 2024 “Short list”
・IF design awards 2023 “Winner”
・Sky design awards 2022 “Silver”
・KUKAN DESIGN AWRAD 2022 “Short list”
・Sky design awards 2021 “Short list”
・KUKAN DESIGN AWRAD 2020 Service / Hospitality space “Gold Prize”
・Display Industry Encouragement Award 2020
他多数
成功事例は積極的に他物件でも採用する
デザイン・設計力を磨くためには日々何気なく目にする空間を、自分がそこをデザインするとしたらどのような形状にする、どのようなカラースキームにする、どのような素材にする、といったように自分事で考えてみる意識付けをしております。
そうすることによって実際の案件でデザインを求められる時に発想が生まれやすくなり、アイディアの幅が広がるように思います。そしてその発想やアイディアの幅広さがクオリティの高い空間デザインにつながるものだと感じております。
また業務効率化という視点ですと、過去自社物件で検討した現場納まりを他物件でも応用するという事を行なっています。検討を重ねた結果の納まり=成功事例なので積極的に他物件でも採用しております。シャープでミニマルな空間ではこういった納まり、カジュアルで賑やかさのある空間ではこういった納まり、といったようにその時々の空気感でディテールを使い分けている事がよくあります。
そうすることによって実際の案件でデザインを求められる時に発想が生まれやすくなり、アイディアの幅が広がるように思います。そしてその発想やアイディアの幅広さがクオリティの高い空間デザインにつながるものだと感じております。
また業務効率化という視点ですと、過去自社物件で検討した現場納まりを他物件でも応用するという事を行なっています。検討を重ねた結果の納まり=成功事例なので積極的に他物件でも採用しております。シャープでミニマルな空間ではこういった納まり、カジュアルで賑やかさのある空間ではこういった納まり、といったようにその時々の空気感でディテールを使い分けている事がよくあります。
コンセプトをきちんと伝え職人さんの士気を高めてもらう意識をしてます
図面やプレゼンパースだけでは意図が見えない箇所があり、職人さんがご自分の解釈で現場を進行してしまいやり直してもらう、という場面で困ったことが何度かあります。
そのような事を避けるために、現場では職人さんとできる限りスケッチなどのビジュアルで打ち合わせするようにしております。対面でスケッチを用いて伝えることで、より職人さんにデザイナーとしての想いや意図を理解して頂きやすいと実感しております。
また、できる限り原寸用紙を用いてコミュニケーションすることも意識しております。
mm単位にこだわる仕事ですので、ある一定の縮尺だと表現しきれないお納まりもあるため、原寸で話すのが効果的です。
また、良好なコミュニケーションとしては、ただこのように創りたいと現場で伝えるのではなく、このようなコンセプトでこのような狙いがあって、など意図もきちんと伝える事で、職人さんに士気を高めてもらうように意識しております。
その為に施主様へプレゼンした資料を持って現場で説明することも良くあります。
そのような事を避けるために、現場では職人さんとできる限りスケッチなどのビジュアルで打ち合わせするようにしております。対面でスケッチを用いて伝えることで、より職人さんにデザイナーとしての想いや意図を理解して頂きやすいと実感しております。
また、できる限り原寸用紙を用いてコミュニケーションすることも意識しております。
mm単位にこだわる仕事ですので、ある一定の縮尺だと表現しきれないお納まりもあるため、原寸で話すのが効果的です。
また、良好なコミュニケーションとしては、ただこのように創りたいと現場で伝えるのではなく、このようなコンセプトでこのような狙いがあって、など意図もきちんと伝える事で、職人さんに士気を高めてもらうように意識しております。
その為に施主様へプレゼンした資料を持って現場で説明することも良くあります。
施主様から得られる知識は積極的に受け入れデザインへ昇華してます。
勉強熱心な施主様ですと、こちらも知識やリサーチで劣るわけにはいかないので施主様以上に事前に調べ物をしたり、実際に足を使って現場の周辺環境についてリサーチをしたり、といったように何事も先回りする行動力を意識しております。
そうすることで施主様の信頼も得られますし、実際のデザインに着手する際により良いアウトプットが可能になります。
また、施主様から得られた知識も積極的に受け入れデザインへ昇華しております。
そうする事で自分だけの知識や経験から生まれる空間デザインにエッセンスが加わるので、今までに無い空間が生まれたりします。
そうすることで施主様の信頼も得られますし、実際のデザインに着手する際により良いアウトプットが可能になります。
また、施主様から得られた知識も積極的に受け入れデザインへ昇華しております。
そうする事で自分だけの知識や経験から生まれる空間デザインにエッセンスが加わるので、今までに無い空間が生まれたりします。
トレンドや参考になる空間デザイン手法は、すぐアウトプットするように試みています。
トレンドは商業空間の設計においては特に意識するようにしております。トレンドの空気感がお客様を引きつけ、話題をもたらすためです。
そのトレンドは建築インテリアデザイン関連雑誌や、webメディアなどから話題のプロジェクトをリサーチし、実際に足を運んで自分の目で見ることでその場の空気感を吸収するようにしています。
それは日本国内物件に限らず海外物件も実際に行けるところは行きます。
そして吸収したトレンドや参考になる空間デザイン手法は、その時進行しているPJですぐアウトプットするように試みています。 トレンドは半年後には変わっている可能性もあるためアウトプットのスピードも大事になってきます。
一方でトレンドに偏りすぎた一過性のデザインも良くないので、トレンドも意識しつつ長く残る空間デザインを心掛けております。
そのトレンドは建築インテリアデザイン関連雑誌や、webメディアなどから話題のプロジェクトをリサーチし、実際に足を運んで自分の目で見ることでその場の空気感を吸収するようにしています。
それは日本国内物件に限らず海外物件も実際に行けるところは行きます。
そして吸収したトレンドや参考になる空間デザイン手法は、その時進行しているPJですぐアウトプットするように試みています。 トレンドは半年後には変わっている可能性もあるためアウトプットのスピードも大事になってきます。
一方でトレンドに偏りすぎた一過性のデザインも良くないので、トレンドも意識しつつ長く残る空間デザインを心掛けております。
建築家やデザイナーと共に建材を開発する取り組みも今以上に増えていって欲しい
これまで建材を探していて、海外製品で良いと思う商品があっても、日本では中々相応しいものが見つからないと感じるケースが割と多くありました。
「日本向け」を意識した建材もビジネス上すごく理解できるのですが、日本ではあまり引き合いに繋がりにくいかも、と思われるようなチャレンジングな建材やテキスタイルなども日本のメーカー様には今以上に取り扱って欲しいように思います。
建材選択肢の幅が広がることで日本の建築家やインテリアデザイナーが生み出す空間に斬新さが加わったり、空間としてのクオリティが上がることにつながるように思います。
また、建築家やデザイナーと共に建材を開発する取り組みも今以上に増えていって欲しいと思います。 デザイナー自身が開発に携わった建材は特別な想いが込められているので、これまでにない新しさが生まれると思います。自分自身も建材開発から携わってみたいと思っており、その開発した建材を自社の設計案件で納めてみたいと思っております。
「日本向け」を意識した建材もビジネス上すごく理解できるのですが、日本ではあまり引き合いに繋がりにくいかも、と思われるようなチャレンジングな建材やテキスタイルなども日本のメーカー様には今以上に取り扱って欲しいように思います。
建材選択肢の幅が広がることで日本の建築家やインテリアデザイナーが生み出す空間に斬新さが加わったり、空間としてのクオリティが上がることにつながるように思います。
また、建築家やデザイナーと共に建材を開発する取り組みも今以上に増えていって欲しいと思います。 デザイナー自身が開発に携わった建材は特別な想いが込められているので、これまでにない新しさが生まれると思います。自分自身も建材開発から携わってみたいと思っており、その開発した建材を自社の設計案件で納めてみたいと思っております。
JCD(日本商環境デザイン協会) インタビュー&レポート
RELATED ARTICLE
アクセスランキング(ARCHITECT)
SumaiRing最新記事
ARCHITECT
建築家インタビュー
シーズン毎で取材させて頂いている建築家へのインタビュー記事です。2007年秋にスタートして四半期毎に新しい記事の更新をしています。住宅、集合住宅、商業施設、公共施設など建築家の体験談をお楽しみください。