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メーカーインタビュー
  • 掲載:2026年04月24日 更新:2026年04月24日

理想の空間づくりに寄り添うブランドとして
キャン’ エンタープライゼズ株式会社

カームスライダー

ブリックタイル ケンブリッジ(CB)
堅牢な意匠で英国の伝統的なレンガ積み建築を再現する、ブリックタイル ケンブリッジ(CB)。経年変化による欠けや汚れの表情までも忠実に模し、重厚感のある壁面を演出。


キャン’ エンタープライゼズ株式会社|内海 健人
キャン’ エンタープライゼズ株式会社
キャン’ エンタープライゼズ株式会社
内海 健人
〒211-0025
神奈川県川崎市中原区木月4-28-3 SJビル2F TEL : 044-433-5001
https://www.bunka-s.co.jp/
キャン’エンタープライゼズの商品開発責任者。
レンガや石のデザイン、欧米での素材づかいの考え方を取り入れながら、ブランドコンセプトに沿った建材企画を担当。外構商材の企画にも取り組み、製品の世界観づくりを推進している。
キャンʼエンタープライゼズ株式会社の「素材・仕上げ・デザイン提案」を一体化したものづくりや、高耐久・高意匠を追求したCANʼBRICKの開発背景、さらに外構分野に向けた3D構造物への技術展開について話を伺いました。

お客様の理想の空間づくりに寄り添うブランドとしての役割とは

キャンʼエンタープライゼズは創業以来、代表製品であるブリックタイル「CANʼBRICK」をはじめとしたセメント⼆次製品の開発に取り組み、「we can make your dreams come true」というスローガンのもと、誰もが⼀度は憧れる〝海外で⾒たようなレンガ張り・⽯積みの空間〟を⽇本で再現するための建材づくりを続けてきました。

私たちが⽬指してきたのは、単にレンガ調のタイルを提供することではありません。どのような貼り⽅が最も美しく⾒えるのか、開⼝部はどう納めるべきか、施⼯後どのように表情が育っていくのか── 。創業時から、素材だけでなく「空間の仕上げ⽅」まで含めた提案型のメーカーとして、欧⽶の実際の積み⽅や経年変化の魅せ⽅を研究し続けてきました。 現在では、ブリックだけでも13シリーズ40品番、⽬地材も15⾊に拡⼤し、本物志向のユーザーや設計者の細かな要望に応える体制を整えています。私たちが〝本物に忠実であること〟にこだわるのは、それが時間やトレンドが変わっても空間の価値を損なわず、⻑く愛され続ける美しさを宿すからです。

ブリックタイルCAN’BRICK「マンチェスター(MC)」
イギリスの古レンガをモチーフとして作られたブリックタイルCAN’BRICK「マンチェスター(MC)」を外壁に使用したマンションファサード。

CANʼの強みは、物性と意匠性の2軸で本物を追求する姿勢

当社の主⼒商品である「CANʼBRICK」は、輸⼊住宅ブームの最盛期だった90年代後半に誕⽣しました。セメント⼆次製品として開発したタイルですが、〝お客様が⼀⽣に⼀度の買い物として選ぶ住宅にふさわしい建材でありたい〟という想いから、特にこだわったのは 商品の物性と⻑期耐久性でした。そこで社内に技術室を新設し、配合・養生条件・⾻材の研究をゼロから積み重ね、JISタイルと同等規格の物性をセメントで達成するという⽬標に挑みました。

その結果、他社製品と⽐較して2〜4倍の⾼耐久性を持つCANʼBRICKシリーズが誕⽣しました。⽇本国内製造であること、そして⽇本基準で物性を徹底的に追求する姿勢が、この品質を⽀えています。もう⼀つの強みは 意匠の再現性です。「セメントで、どこまで本物のレンガの⾵合いに迫れるか?」 このテーマは創業以来の研究課題であり、表⾯の陰影、⾊ムラ、経年変化の出⽅まで、職⼈技と新たな技術を組み合わせながら探求し続けています。

笠木・笠石 トップキャップ&トップレール(Cap & Top Rail)
安山岩のような質感のトップキャップ。角柱天端納めに最適。推奨コンクリートブロックサイズは390x190x100mmで、500角の角柱を作成できる。


2Dの平⾯素材として磨いてきた技術を、3Dの構造物へと発展させる

現在、当社が特に⼒を⼊れているのが、外構・エクステリア領域に向けた新しい建材開発です。これまでCANʼは主に壁⾯材としてのブリックタイルや擬⽯を展開してきましたが、外構分野では求められる物性が異なり、新しい開発が必要でした。従来のタイルは〝2Dの平⾯〟への使⽤を想定して設計され、⾬⽔を正⾯から受ける想定が少ない⼀⽅ 、外構商材 ─例えばファイヤーピットやトップレール、トップキャップのような⽴体物(3D構造)は、天⾯が露出し、⾬⽔・紫外線・温度差・摩耗など、より過酷な環境にさらされます。

そこで当社は、これまでの物性配合だけでは対応できない課題に向き合い、天⾯侵⾷に強い新しい物性や、吸⽔・乾燥サイクルに耐える結合強度の最適化といった〝外構専⽤の材料設計〟に取り組んでいます。特にファイヤーピットは、熱の影響と屋外環境が複合する特殊な⽤途であり、CANʼとしても新しい分野への挑戦となりました。DIYでも扱いやすい構造でありながら、耐久性と意匠性の両⽴を⽬指し、複数のパターンの試験を重ねています。ブリック・ストーンと質感を揃えたトップレールや天端材の需要が⾼まっていることも、私たちが外構分野を強化している理由のひとつです。

これまで2Dの平⾯素材として磨いてきた技術を、3Dの構造物へ発展させること。これが、現在のCANʼが最も注⼒している新領域であり、今後の製品群にも広がっていく重要なテーマです。

CAN’STONE「Colar- コーラル(COR)」
珊瑚や貝が堆積して生まれた天然石灰岩の表情を精緻に再現。本石比約1/2の軽量性と安定した品質で、多様な空間設計に応える擬石壁材。


焚き火台 ファイヤーピット(Fire Pit)
分割式モジュール構造により、専門知識がなくてもDIYで最短10分の簡単施工を実現。住宅外構やガーデン設計といったプロユースにも対応。




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