- 掲載:2026年01月07日 更新:2026年01月09日
堅牢さ・意匠性を併せ持つホーロー建材〈エマウォール〉 タカラスタンダード株式会社
大阪・関西万博「ポップアップステージ 西」
ステージ横に設置される楽屋棟と倉庫棟の壁と屋根に「エマウォール」を施工。
「大阪・関西万博」の“未来社会の実験場”というコンセプトを受け、通常、壁装材として使用する「エマウォール」を壁・屋根に組み込んだ。
設計:株式会社三井嶺建築設計事務所
- タカラスタンダード株式会社
- タカラスタンダード株式会社
ビジネスディベロップメント本部長 兼 パネル事業部長
髙月 真剛 - 〒536-8536
大阪市城東区鴫野東1丁目2番1号 TEL : 06-6210-7093 - https://www.takara-standard.co.jp/product/other/interior_public/
2006年沖縄支店長、2015年広島支店長、2017年本社営業本部副本部長、2022年執行役員を経て、
2025年1月から現職。
メーカーとしての歩みとホーロー建材のポテンシャルを持ち、唯一無二のオリジナルウォール「エマウォール」の誕生についてお話を伺いました。
メーカーとしての歩みとホーロー建材のポテンシャル
タカラスタンダードは1912年に創業し、今年で113年を迎えます。創業当初はホーローを用いた鍋や食器の製造からスタートしましたが、戦後の経済状況の変化に伴い、水回り製品の製造へと事業を転換しました。特に、昭和30年代後半にはキッチンの製造を開始し、その後はお風呂や洗面化粧台など、生活に密着した製品を提供する企業へと成長してきました。市場の変化に対応するため、常に顧客のニーズを先取りし、高品質な製品を提供することを大切にしています。
また、技術革新にも積極的に取り組み、ホーロー素材の特性を最大限に活かした製品開発を進め、耐久性や清潔性に優れた製品を提供し続けることができました。
ホーローという類稀な素材で、ユーザーに上質な生活環境を
創業者の北畠安五郎がドイツでホーロー技術を学び、日本に持ち帰ったことが、当社のホーローとの出会いです。ホーローは、鉄とガラスの特性を併せ持つ素材であり、耐久性、耐熱性、耐腐食性に優れています。また、表面がガラス質であるため、汚れが付きにくく、清潔を保ちやすいという特長があります。これらの特性は、キッチンやお風呂などの水回り製品に加え、建物の内装・外装の素材にも非常に適していたため、当社のアイデンティティともいえるマテリアルになりました。ホーロー素材の特性を活かした製品開発を続けることで、多くのお客様に支持いただいております。
当社は、ホーローの持つ優れた特性を最大限に引き出し、より快適で清潔な生活環境を提供することを使命としています。
大阪・関西万博2025でホーロー建材〈エマウォール〉が採用される
会場内の休憩所・トイレなどの20施設をコンペで勝ち上がった若手建築家が設計する事になったのですが、この若手建築家達にホーロー建材のプレゼンテーションをしたところポップアップステージとトイレ2ヶ所に採用されました。
オーダーメイドで好きな柄に加飾できる点と自由な形状にカットできる点、ホーローの最大の強みである耐候性が評価され採用に繋がったと思います。
屋内外を問わず特性を発揮するホーロー建材の対応力
屋外での採用においては耐候性やメンテナンスの容易さといったホーローそのものの性能が高く評価される機会が多いです。屋内での採用では、前述の特性は勿論評価いただくのですが、それに加えホワイトボードやプロジェクターの投影画面としても使える点やマグネットがくっつくので掲示板として採用されるケースも多いです。
〈エマウォール〉が見据える新たなフィールドへの飛躍
駅や学校、病院などの不特定多数が利用する公共施設において衛生管理の観点から、数多くの内外の壁に採用いただいてきました。
今後は長寿命製品である点、リサイクル可能な点を打ち出し環境配慮型の建材としてエコ建築市場へも参入したいと考えております。また、「建物の壁」への採用拡充も図りながら、「建物の壁」にとどまらない、新たなビジネスを創出していく事も期待しています。
徳島文理大学吹き抜けの階段壁面
素材には耐久性・マグネット機能・書き消し可能な特性を持つエマウォールを採用。
掲示板やコミュニケーションツールとして多様な活用が期待され、大学施設にふさわしい機能性とアクセントを実現している。




