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掲載:2022年09月06日更新:2022年09月06日

戸建て住宅の宅配ボックスはどう選ぶ?おすすめ商品も紹介します

新しい生活様式のひとつとして、ネットショッピングや外食の宅配サービスなどを利用する機会が増えた方も多いかと思います。
しかし、「共働きでなかなか荷物が受け取れない」「時間指定で待機しているのがストレス」「感染対策や防犯の意味で対面受け取りがこわい」などのお悩みを持たれる方もいるはず。

そこで役に立つのが不在時・非対面でもスムーズに荷物を受け取れる「宅配ボックス」です。
今回は戸建て住宅での宅配ボックスの選び方や、おすすめの商品について解説します。



そもそも宅配ボックスとはどんなもの?

宅配ボックスとは、家にいなくても宅配便が受け取れる、鍵のついたロッカーのような設備です。
また在宅中でもお風呂やトイレに入っているときなど、玄関先に出られないシーンで活躍します。お子さまが留守番をするときも、宅配ボックスがあれば玄関を開けなくていいので安心です。

宅配業者は持ってきた荷物を宅配ボックスに入れて施錠。商品によっては捺印機能がついていて、受け取りサインをしてもらうこともできます。
ポスト内に暗証番号などが記載されたお届け票を投函してもらうと、荷物の受け取りは完了。あとは帰宅時に暗証番号や鍵などを使って、宅配ボックス内の荷物を出すだけです。



宅配ボックスの選び方1:機械式・電気式

宅配ボックスの施錠方法は「機械式・電気式」の大きく2種類に分けられます。
機械式は、鍵を差し込んで開ける「シリンダー錠」や、くるくるとダイヤルを回して暗証番号で開ける「ダイヤル錠」など。
電気工事が不要なので、リーズナブルに導入できるのが魅力です。
暗証番号で開けるタイプの商品は、配達員が暗証番号を設定して、その番号をお届け票などに記載してポストに投函することで、居住者に番号を伝えます。

電気式は、コンピュータで鍵や利用履歴を管理できるタイプです。
居住者はパスコード入力やカードキーなどを使って、鍵を開けることになります。
防犯性が高く、トラブル時も管理センターがサポートしてくれるなどの安心感はありますが、電気工事が必要なためコストは高めです。

戸建て住宅では機械式の宅配ボックスが主流。比較的リーズナブルに導入できて、保守点検費用もかかりません。



宅配ボックスの選び方2:設置方法

一番設置が簡単なのは、クーラーボックスのような箱を設置するだけの「簡易タイプ」です。
工事不要なので、賃貸住宅などでもよく使われます。注意したいのが、簡単に設置できる=持ち去るのも簡単ということ。
玄関ドアなどにワイヤーで固定できるものを選ぶと安心感が高まります。

戸建て住宅でよく選ばれるのが、防犯性の高い「据え置き型」の宅配ボックス。
玄関ポーチなどの床にアンカーと呼ばれる接続部材を取り付けて、宅配ボックス本体を固定するのが一般的です。
そこまで大掛かりな工事にはならず、宅配ボックスごと盗まれる心配もありません。専用ポールを取り付ける「ポール型」は高さがでるので、屈んで荷物を出し入れするのが負担になる方におすすめです。


床面をスッキリさせたい場合は、外壁や門塀に固定する「壁掛け型」という選択肢もあります。「埋め込み型」だと更にスッキリしますが、比較的大掛かりな工事になるので注意が必要です。



宅配ボックスの選び方3:容量・個数

オンリーワンクラブ

宅配ボックスを選ぶポイントとして「受け取りたい荷物のサイズに合っているか?」というのも重要です。
たとえば衣類やカタログなど薄い荷物が多ければ、コンパクトな宅配ボックスでもOK。しかし、ある程度大きい段ボールを受け取るなら、十分な容量のある宅配ボックスを選ぶ必要があるでしょう。

また基本的には宅配ボックス1個につき、1回の宅配しか利用できない商品がほとんど。1日に複数回の荷物が届くご家庭では、2個以上のボックスを設置すると使い勝手がよいでしょう。

宅配ボックスの選び方4:その他の機能

宅配ボックスだけでなく、インターホンや郵便受け、表札などを集約した商品もあります。

さまざまな機能が一箇所に集まっているので、玄関まわりがスッキリするのが魅力です。
奥行きの大きな商品もあれば、コンパクトなサイズな商品もあるので、受け取りたい段ボールのサイズに合わせて選びましょう。



宅配ボックスのおすすめ商品

ここからは宅配ボックスのおすすめ商品をいくつかご紹介します。

宅配ポスト【コルディア】


宅配ポストコルディアは、郵便ポストと宅配ボックスが一体となった商品です。
据え置き型やスタンド型のほか、壁面に埋め込むこともできます。

注目したいのは「前入れ後ろ出し」が選べること。外壁に埋め込めば、外に出ることなく、家の中から荷物を受け取ることができます。
木目調(パイン・タモ・ウォルナット)、レザーレッド、マットベージュとデザインも豊富です。


ディーズデリバリーボックス【オルレア】


洋風住宅におすすめなのが、フレンチシックなデザインの宅配ボックス「オルレア」です。

シャビーホワイト・シャビーブルー・シャビーグレー・ブラウンの4色から選ぶことができます。
受け取り可能サイズは「幅33cm×奥行き40cm×高さ45cm」で、イメージとしては2Lペットボトル6本入が2ケース入るくらいのサイズ感です。

Brizebox - ブライズボックス


イギリス生まれのブライズボックスは、英国や北米スタイルの住宅に合わせやすいデザイン。
ブラック・グレー・ブルー・グリーンなどさまざまなカラーが揃っており、外観デザインに合わせて選べます。

特徴的なのが、上から荷物を入れると、下部の収納庫に保管される仕組み。一定容量を超えるまでは何度でも荷物を受け取れるため、1日に複数回の荷物が届くご家庭にもおすすめです。

宅配キーパーtumiki


宅配キーパーtsumiki(つみき)は、その名のとおり複数の宅配ボックスを積み木のように重ねられる商品です。

容量110リットルと大きな宅配ボックスから、メール便が3つ入るポストまで4種類のボックスがあって、ライフスタイルに合わせて組み合わせることができます。
ネットショッピングやフリマアプリなどをよく使う方、家族の人数が多い方におすすめです。



まとめ

非接触・非対面で荷物を受け取れる宅配ボックスは、次のようなご家庭におすすめです。

・不在の時間が多くなかなか宅配の荷物を受け取れない
・宅配便の配達時間を気にしながら生活するのがストレス
・感染対策のため非接触で荷物を受け取りたい
・一人暮らしやお子様の留守番で玄関ドアを開けたくない

まずは玄関周りを見渡して、宅配ボックスを設置できそうな場所や固定方法を考えましょう。荷物の大きさを想定したサイズ選びや、外観に合わせたデザイン・色選びも大切です。



著者(村田 日菜子)プロフィール

住宅専門ライター




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