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掲載:2023年08月03日更新:2023年09月29日

建物にフィットするインドアサウナ

インドアサウナ

1950年にフィンランドにて創業したハルビア社。 創業から70年にわたり、サウナヒーターやスパの開発に貢献し、いまもなお積極的な開発を続けています。

もともとサウナは身体をととのえるだけでなく、もととのえる効果があります。
サウナは医学的に裏打ちされたさまざまな素晴らしい効能があり、毎日入るほどその効果は高まっていきます。 現代人はネット社会においてなかなか脳疲労を解消するタイミングがありません。
サウナは入るだけでからだをととのえるだけでなく、脳疲労を解消してくれる、現代人にマッチした健康法です。

私自身2022年に脳腫瘍が発覚し、もともとサウナが大好きでしたが、より利用するようになりました。 実際に風邪をひきにくい体質になりましたし、快眠に加え、ストレスを持続させることが少なくなりました。

地道な健康法ですが、そんなサウナの魅力について、ハルビア社の製品を通して伝えていきます。


INDOOR SAUNA LUXURY 「HARVIA」



明るい色合いで、穏やかなラインの最上位モデル。
フマ材を使用した高級感のある仕上げ材と、ハルビアヒーター代表的モデルのLEGENDを採用したラグジュアリーは、見た目にもインパクトのあるサウナルームとなっております。

ラインナップとしては、

■ ラグジュアリー2617
■ ラグジュアリー2826

上記2つのラインナップを展開しています。

※ハルビアはご家庭でもサウナヒーターを安心してお使いいただけるよう、株式会社バーグマンが輸入販売する10kW以下のサウナヒーターにつき、特定電気用品安全法に対応したPSE認証を取得しています。


仕様について


仕様について

LUXURY(ラグジュアリー)【LX2617】


LUXURY(ラグジュアリー)【LX2617】

モデル | ラグジュアリー
型式 | LX2617
価格(税込) | 5,280,000円
発売日 | 2021年度冬 販売
素材 | フマ材
ヒーター出力 | 11.6kW
電圧 | 三相200V
サイズ | D1,680xW2,590xH2,080

LUXURY(ラグジュアリー)【LX2826】


LUXURY(ラグジュアリー)【LX2826】

モデル | ラグジュアリー
型式 | LX2826
価格(税込) | 8,580,000円
発売日 | 2021年度冬 販売
素材 | フマ材
ヒーター出力 | 18.5kW
電圧 | 三相200V
サイズ | D2,590xW2,817xH2,080

スペック・仕様については上記のとおりです。
インドア派からアウトドア派まで、誰でも本格的にサウナを楽しむことができます。


サウナの施工って大変?


サウナの施工って大変?

サウナの施工について、木で組み立てていくため、木工道具が必要です。 電源や電気の接続が必要なので、大工さんと電気屋さんがいれば施工は可能です。

ユニットバスやシステムキッチンのように排水や給水は必要ないので、その点は難点はないです。

注意する所は火事・湿気対策になります。
ロウリュなどで蒸発した水分が天井に上がるので、換気扇を設けるなどの対策が必要です。 ヒーターについても100℃近くまで温度があがるので、やけどや火事の対策も必要になっていきます。
(施設の場合は、消防に相談をしながらの設置計画が必要となります)

サウナが自宅にあるというのは、まだ日本では特殊な環境かもしれません。 しかしフィンランドでは自宅にサウナがあるところも多くあります。

そんななかハルビア社はバリエーションも豊富なので、屋内・屋外問わず施工することが可能です。


家にサウナがある環境|メリットは?デメリットは?


家にサウナがある環境|メリットは?デメリットは?

メリット


① 自宅に居ながら好きなタイミングでサウナを利用することができます。ストレスが溜まったときや、からだが冷えるときに入ることができるので、施設への移動時間を短縮でき、時間を有意義に使うことができます。

② アレンジや好きなことを自由自在に変えることができます。一般的な施設のサウナであれば、マナーも多くあります。しかし自分だけのサウナであれば、アロマ、スクリーンや本など、好きに持ち込み楽しむことができます。また、施設のサウナでは基本的にタブーとされているヨガやストレッチをして汗をかくこともできます。

③ 自宅サウナもひとつの財産ですので、自宅の売却の可能性があるなら、据置型や埋込式のサウナがあるのは家の売却金額にいい影響を与える可能性が高いです。

デメリット


① 一般的なサウナの一回の使用料はおよそ1000円程度ですが、もしも自宅にサウナを設置するとなると、新車が1台買える程度の金額になる可能性があります。
(本体だけでおおよそ100万円~300万円)
ここに工事費用も加えるとさらに上がります。また、高額であるわりにローンが組みにくいのも悩ましいところ。 もし思い切って購入する際はある程度のまとまった金額が必要になります。

② 屋外サウナの場合には広い敷地が、屋内サウナの場合には脱衣所などの広いスペースが必要になります。特に家族で暮らしている場合は、特別サウナに必要性を感じない人もいるかと思います。そういった家族の理解も必要になってきます。

③ メンテナンスは自分自身でする必要があります。施設や大衆浴場であればその施設のスタッフが清掃を行いますが、自宅にある場合はそうはいきません。快適に利用するために湿気やカビ対策も必要不可欠になるため、そういった管理が苦手な方には向いていないかもしれません。

フィットする機材


HARVIAの電気サウナストーブ

HARVIAの電気サウナストーブをご紹介します。 100℃対応でロウリュ可能なストーブとなっています。

LEGEND15


LEGEND15

LEGEND15

■商品名 LEGEND15
■型式 PO15E
■熱源 三相200V(50/60Hz)
■ヒーター出力(kW) 13.8
■サイズ(mm)

奥行き600
幅600
高さ830

■重量(kg)

本体33.0
ストーン(最大)220.0

LEGEND125


LEGEND125

LEGEND125

■商品名 LEGEND125
■型式 PO12E
■熱源 三相200V(50/60Hz)
■ヒーター出力(kW) 11.6

■サイズ(mm)
奥行き530
幅530
高さ740

■重量(kg)
本体30.0
ストーン(最大)120.0

非常にシンプルで、サウナ内に馴染むようなデザインになっています。


サウナが流行り始めた背景とは?


サウナが流行り始めた背景とは

サウナをテーマしたテレビドラマ、「サ道」をきっかけにサウナ人気は爆発しました。 ドラマの影響力も相まって、紹介された施設は人数制限を設けるなど、その人気はすさまじいものでした。

ブームの背景としては、コロナ禍で新しい生活様式が取り入れられ、疲れた人々がサウナでリラックスすることで新しいストレス発散法を生み出したものによるものが強いです。 「ととのう」とは、サウナに入る→水風呂に浸かる→休憩、を繰り返すことによって起きる、ランナーズハイのようなとても気持ち良い状態を強く求めていることがあります。

しかしやはり、いくら「黙浴」が推奨されていると言っても、会話をする利用者は出てしまいますし、サウナ室は密閉空間であるため、感染症が気になってしまうところ。 実際にサウナ室だけを利用禁止にした大衆浴場も多くありました。

サウナを感染症に囚われることなく心からリラックスして利用したい・・・そのような実態から予約制のプライベートサウナが増加し、アウトドアブームと相まってテントサウナにも着実に流行の兆しが見えています。

サウナは北欧が発祥で、和風のものや平屋と親和性が高いです。 サウナは自宅のデザイン性のアップや、お洒落な暮らしの世界観を確立するのにも効果的であり、そういった面からも流行の要因になったものと思われます。

まとめ


まとめ

サウナは美肌効果、睡眠改善、免疫力アップなどの健康面での需要以外にも、マイホームのデザイン性のアップという側面からも魅力が多いことがわかりました。 初期投資の多さは悩ましいところですが、そこから得られるものは決して少なくはありません。

自宅にサウナを設置することで、気軽に好きな時にサウナを利用できる新しいストレス発散法を毎日の暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。




著者プロフィール

建設会社にて2×4工法、RC造の建築物の設計・積算を担当。
住まいでの快適な暮らしや建築に関するニュースを執筆していきます。




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