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掲載:2020年1月6日 更新:2021年12月27日

外壁をメンテナンスするなら注意が必要!費用や時期を要チェック

「外壁のメンテナンスってどうしたらいいのだろう?」
「外壁をメンテナンスするにはどれくらいの費用が必要なの?」

そんな悩みを抱えている人は多いでしょう。 メンテナンスをする際の注意点を知っておかないと、余計な費用まで支払うことになりかねません。
この記事では、初めて外壁のメンテナンスを行う方が抱えている様々な悩みを解決します。 以下の点について分かりやすく説明しています。

• 外壁のメンテナンスをする時期と見分けかた
• 劣化状況の紹介
• 外壁のメンテナンスの種類と費用
• メンテナンスをしない場合に起こるリスク
• メンテナンスをする際の注意点
• 悪徳業者の見分けかた

読むことで、費用が無駄になることなく外壁のメンテナンスができるでしょう。

1.外壁のメンテナンスをする時期と見分けかた


外壁のメンテナンスを行う際には、以下の2点で見分けるのが良いです。

1. 年数で見分ける
2. 劣化状況で見分ける

見分け方を知っておくことで適切なメンテナンスを行うことができ、費用も最小限で済みます。

年数で見わける

外壁のメンテナンスは10年が目安です。 新築の外壁には費用を抑えるために耐用年数が7年~15年までの塗料が使われることがほとんどです。 そのため、10年前後で外壁のメンテナンスをするのが望ましいでしょう。

劣化状況で見わける

外壁の劣化状況を見わけることは、家を長持ちさせる上でとても大切です。 以下では3つの劣化状況での適切なメンテナンスをご紹介します。

1. ひび割れ
2. 塗装のはがれ
3. 外壁の破損

放置していると高額なリフォームが必要になるため、早めに処置を行いましょう。

ひび割れ

塗料や下地が乾燥することで外壁がひび割れてしまう現象です。 美観を損なうほか、ひび割れ部分から雨が侵入して家全体の劣化を進めてしまいます。 外壁の素材にもよりますが、コーキングで埋めてから塗装をするのが一般的です。

塗装のはがれ

塗料の耐久性がなくなって塗装がボロボロと剥がれてしまう現象です。 家を保護していた塗装がなくなるため、雨水が侵入してしまいます。 剥がれている部分をすべて取り除いた後、新たに塗装を行わなければなりません。

外壁の破損

外壁が破損して欠けている現象です。 家の内部がむき出しになってしまうため、建築構造にまで問題が発生してしまう恐れがあります。 破損の場合は塗装だけでは修復できません。 素材を張り替える必要があります。

2.外壁のメンテナンスの種類と費用、工期を紹介


外壁をメンテナンスする際には以下の3つの方法があります。

1. 外壁塗装
2. カバー工法
3. 外壁材の張り替え

どの方法にするかは外壁の痛み具合や工事の予算によって決めましょう。

外壁塗装

外壁を塗装するメンテナンス方法です。
30坪の一般的な一戸建ての場合で100万円前後が相場です。
工期は7〜10日程度でしょう。

3つの方法の中で最も安く、塗装の色さえ変えれば簡単にイメージを変えることができます。 一方で、塗り替えだけでは補修ができないほど劣化が進んでいる場合には施工できません。 「なるべく安く外壁のメンテナンスをしたい」という人におすすめです。

カバー工法

今の外壁の上から新しい外壁を貼り付ける工法です。
30坪の一戸建ての場合なら、150〜240万円が相場です。
工期は10〜14日程度でしょう。

外壁が二重になるため、断熱性と遮音性に優れています。 一方で、外壁の重量が増すため耐震性が低くなってしまいます。 「機能面を少しでも向上させたい」という人におすすめです。

外壁材の張り替え

これまでの外壁を取り除いて新しい外壁に張り替える工法です。
30坪の一戸建ての場合で180〜250万円ほどかかります。
工期は17〜21日程度です。

外壁をまるごと張り替えるため、壁の内部までメンテナンスができます。 しかし、大規模な工事となるために費用がかかり、工期も長くなります。
「色々なところが劣化してきているから外壁全体を直したい」という人におすすめです。

3.外壁をメンテナンスしないと起こる3つのリスク


外壁のメンテナンスを怠ると以下の3つのリスクがともないます。

1. 雨漏りが発生する
2. 外壁の見た目が悪くなる
3. 修理費用が高くなる

リスクを軽減するためにメンテナンスの必要性をきちんと理解しましょう。

雨漏りが発生する

外壁塗装の1番の目的は外壁を保護することです。 雨や紫外線によって外壁はダメージを受け、劣化していくとともに防水性も失われます。 放置していると劣化した部分から雨水が入り込み、雨漏りの原因となります。

外壁の見た目が悪くなる

10年を過ぎると外壁の塗装はボロボロと剥がれるようになります。 見た目が悪くなると、周囲住民からの評価が下がりかねません。 世間体を気にするのであれば、外壁の塗装は欠かせないでしょう。

修理費用が高くなる

外壁のメンテナンスを怠ると劣化が進んでしまい、その後の修理費用が高額になってしまいます。 また、たとえ見た目に異常がなくとも業者から見ると早急な対処が必要な場合もあります。早めのメンテナンスを心がけましょう。

4.外壁をメンテナンスする際の注意点


外壁をメンテナンスするにあたって、以下の3つに注意してください。

1. 悪徳業者に依頼しない
2. メンテナンスフリーの素材は存在しない
3. DIYでのメンテナンスは危険

外壁をメンテナンスする場合には、上記を把握しておきましょう。

悪徳業者に依頼しない

外壁塗装は悪徳業者が多い業界です。
そのため、高額な費用を請求されたり手抜き工事をされたりしかねません。 悪徳業者を見分ける際には、以下の4点を参考にしてください。

1. 訪問販売をする業者は選ばない
2. 契約を急がせる業者は選ばない
3. 大幅な値引きをしてこない業者に依頼する
4. 地元密着型の業者に依頼する

訪問販売で外壁塗装をすすめる業者はほとんどが悪徳会社です。 様々な割引の話をされて、契約せざるをえない状況に持ち込まれる場合もあります。 訪問販売で業者が来た場合には、きっぱりと断るようにしましょう。

「今すぐ施工しないと危険」というような脅し文句で契約を急がせる業者もいます。 不安を煽る言葉を使う業者は悪徳業者の可能性が高いです。

20万円以上の大幅な値引きを提案してくる業者は信用しないでください。 元の値段を引き上げて、大幅な値引きをしているように見せていることがほとんどです。 値引きは業者側のメリットが少ないので、わざわざ値引きを提案してくる業者は危険です。

ホームセンターなどの大手の業者は外壁塗装に関しての専門的知識がありません。 そのため、施工する時には下請けの外壁塗装専門の業者に依頼することとなります。 その際に中間マージンと呼ばれる紹介料が発生してしまうため、費用が高くなってしまいます。 しかし、地元密着型の業者に依頼すれば、中間マージンが発生しないので安い費用で外壁塗装をしてもらえます。

メンテナンスフリーの素材は存在しない

現段階では、メンテナンスフリーの素材は存在しません。
ですが、メンテナンスフリーに近い素材は存在します。 メンテナンスフリーに近い高耐久の素材は以下の2つです。

1. タイル
2. 樹脂系サイディング

タイルは汚れや雨水にも強く、高耐久な素材です。 耐久年数は25〜30年ですが、10年ごとに目地の補修は行わなければなりません。 また、一般的な素材よりも2〜3倍の初期費用がかかります。

樹脂系サイディングは塩化ビニル樹脂でできたサイディングボードです。 サイディング素材の中で最も高耐久な素材になっています。 耐久年数は30年程度です。 しかし、工事難易度が高いため、施工に慣れている業者が少ないことがデメリットです。

DIYでのメンテナンスは危険

業者に頼む費用を節約しようとしてDIYでメンテナンスを行うことは危険です。 理由は、専門的知識が圧倒的に少ないため適切な作業を行えず、失敗しやすいためです。 失敗してしまうと業者に依頼して直してもらうことになるので、結局は費用がかさみやすくなります。

5.まとめ:外壁は定期的にメンテナンスをしないと雨漏りといったリスクがある


外壁は10年を目処にメンテナンスを必ず行いましょう。
メンテナンスを怠ると、外壁がひび割れたり剥がれ落ちたりするようになります。 放置してしまうとわずかな隙間から雨水が侵入し、雨漏りなどのリスクが高まるでしょう。 定期的なメンテナンスをする時に比べて費用がかさむことにも繋がります。 費用を少しでも安くおさえるためにも、定期的なメンテナンスはかかさないようにしましょう。

また、外壁塗装の時期や費用をおさえるコツを知りたい場合は「外壁塗装をする時期は春が最適!塗り替えは築10年を目安に」で紹介しています。 上記の記事で最適な時期をチェックしましょう。



著者(岡崎 康裕)プロフィール

塗装技能士2級
2年半の外壁塗装の職人経験
外壁、内壁塗装に関する知識と実務経験







COLUMN
建材コラム
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