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屋根塗装の時期が10年後というのはウソ?塗り替えに適した季節も解説

  • 監修 岡崎 康裕
  • |
  • 更新日:2019年12月08日

屋根の塗装は定期的に行わないと、劣化が進み最悪の場合は住居全体にまで被害が及んでしまいます。

定期的とはどのくらいの間隔かといえば、インターネット上では「10年に一度は塗り直すことが必要」だという情報が多いです

しかし、真実を話すなら「屋根塗装の目安は10年とは言い切れない」が現実です。

この記事では、屋根塗装をする時期について解説します。

1.屋根塗装に最適な時期は10年後なのか


外壁塗装をする最適な時期は10年が目安です。
しかし、屋根に同じ塗料を使ったとしても塗り替えは10年が最適な時期とは言えません。

同じ塗料を使ったとしてもなぜ屋根と外壁で耐用年数が変わってしまうのでしょうか。

屋根塗装に適した時期が築10年とは言い切れない理由

屋根塗装の目安が10年ではない理由は、屋根が紫外線や雨にさらされやすいので外壁よりも耐用年数が短いためです。
外壁であれば10年の耐用年数がある塗料を使用しても、屋根に使うと6〜8年しかもたないでしょう。
そのため、屋根塗装の目安は前回のリフォームから8年程度を目安に考えるとよいでしょう。

屋根材の種類による塗装時期の違い

新築後にはじめて塗り替えをする場合、屋根材の種類によって塗装時期は変わります。

主な屋根材と、初めて塗装する時期の目安は以下のようになっています。

• トタン:7〜10年
• スレート:8~15年
• セメント瓦:10~20年
• ガルバリウム鋼板:10~25年
• 粘土瓦:30年以上

セメント瓦やガルバリウム鋼板は10年以上もつのに対して、トタンやスレート屋根の場合は新築でも7〜8年程度で塗り替えが必要でしょう。

2回目以降の屋根塗装については、塗料の耐用年数で決まるため、上記の年数は参考になりません。一般的には8〜15年程度で塗り替えが必要です。

また、傾斜がある屋根ではなく陸屋根については防水塗装を施す必要があります。
防水塗装の塗り替え時期は8〜13年程度が目安です。

2.屋根塗装で最適な時期を知るための方法

屋根塗装は、年数ではなく劣化状況で判断するのが確実です。
理由は、住居の周辺環境によって劣化の進行状況が変化するためです。

では、どのような点に着目して劣化を確認すればよいのでしょうか?

屋根塗装をする時期の目安となる劣化状況

屋根の劣化状況は、地上から遠目で見たり業者に調査してもらったりするのが一般的です。

遠くからでは見えにくいため、実際にのぼって間近で見たくなるでしょう。
しかし、専門技術がない人が屋根にのぼると危険なため、絶対にのぼらないようにしてください。

屋根の塗装や補修を検討する劣化には、以下のような症状があります。

• 色あせ
• コケ・カビ
• ひび割れ
• 塗膜の剥がれ
• 錆び
• 屋根材の破損

それぞれの症状が発生しやすい屋根材と、具体的な内容を解説していきます。

・色あせ

色あせとは、当初の屋根の色からくすんだように変色した状態をさします。
色あせは、スレート、トタン、ガルバリウム、アスファルトシングル、セメント瓦といった、塗装をしているすべての屋根で発生します。

色あせは塗膜の劣化が始まった証拠です。
とはいえ、初期的な段階であり、すぐに処置をしなくても問題がない症状です。

色あせが見つかったら、定期的に状態を把握して劣化の進行状況をチェックしましょう。

・コケ・カビ

屋根にはコケやカビが発生することがあります。
コケやカビは美観を損なうほかに悪臭を放つといった影響を及ぼすので早めに対処したいものです。

コケやカビは粘土瓦やアスファルトシングルの屋根材で発生しやすいでしょう

また、コケやカビは高圧洗浄で除去できる場合があります。
洗浄をしても落とせない場合は塗装を検討しなくてはいけません。

・ひび割れ

屋根にひび割れが発生すると雨漏りや錆びなどの症状が発生します。
ひび割れは、スレート、セメント瓦、粘土瓦で発生する傾向があります。

細かなひび割れでも室内への雨水侵入の恐れがありますので、早めに補修や塗装をすることが重要です。

・塗膜の剥がれ

塗膜の剥がれとは、屋根の塗装が剥がれることです。
長年の劣化のほか、施工不良でも発生する傾向があります。

スレート、トタン、ガルバリウム、セメント瓦など、塗装をするすべての屋根で発生します。

塗膜が大きく剥がれ落ちている場合は、外壁材が劣化して補修費用が増えるため早めの塗装が必要です。

・錆び

錆びは、屋根の一部または全体が腐食した状態です。
トタンやガルバリウムなどの金属素材でのみ発生します。

錆びは、進行すると屋根材に穴をあけてしまうので、見つけたら早急に塗装をしましょう。

・屋根材の破損

屋根材の破損とは、漆喰の劣化や瓦の破損、雨漏りなどをさします。

屋根材の破損はすべての屋根で発生します。
特に、耐久性が低い金属屋根やスレート屋根で起こりやすいでしょう。

屋根の破損が発生すると塗装では対処できませんので、急いで屋根材の補修や交換を行いましょう。

3.屋根塗装をする時期(季節)は春が最適


屋根塗装を行う場合、施工時期で耐久年数が決まることもあります。
なぜなら、気象条件が悪い状態で塗装をすると施工不良になって剥がれやすいからです。

具体的には、気候が安定しているため春が多くの地域で屋根塗装に適しているでしょう。

寒冷地の場合は、春は気温が低すぎるため夏のほうが望ましい場合もあります。
ただし、梅雨や台風の時期は計画通りの施工ができないリスクがあるため避けたほうがよいでしょう。

真夏の施工の場合、気温が35℃を超えると屋根塗装では気泡が発生するため、暑すぎる日の塗装は極力避けたいものです。

上記を守らないと、乾燥時に問題が起こって塗装が剥がれやすくなる危険があります。

4.屋根塗装の費用を安くできる方法や時期


屋根塗装はの費用は40万円を超えるため決して安いものではありません。
少しでも安く施工したい場合は、次のポイントを抑えましょう。

相見積もりをする

相見積もりとは、1社だけでなく複数の業者から見積りをとることです。
見積もり先が多すぎると手間がかかるので、3社を目安として同じ条件で見積もりをとりましょう。

相見積もりをとったら、次のポイントを確認してください。

• 見積もり内容に具体性があるかどうか
• 価格が他の業者とかけ離れていないか
• サービス内容の比較

特に、次に取り上げる点に着目しましょう。

価格に差がありすぎる業者は避ける

相見積もりをとると、他社とあまりに費用面でかけ離れている会社が見受けられることがあります。

安すぎる業者は一見すると得に見えますが、施工する段階で追加料金が必要になって割高となることがあります。

また、本来行うべき施工を手抜きして安くなっている可能性もあるので、注意が必要です。

一方で、明らかに価格が高い場合は詐欺目的の悪徳業者という可能性があります。

「一式」という表記が多い業者は避ける

見積もりの中で「一式」という表記が多い業者は避けるべきです。
「一式」という表記は、具体性がなく何にどれだけの費用がかかるのかがわかりません。

不必要な費用も一式として計上されている可能性があるので、見積もりを依頼する際は詳細まで記載しているかをチェックしてください。

繁忙期を避ける

屋根塗装を行う業者にも、繁忙期があります。
繁忙期の場合、業者の工事価格が高くなりやすいため価格を抑えたい人は避けることを検討したいものです。

繁忙期は一般的に夏〜秋が該当します。
このため、屋根塗装に適した春のシーズンに工事を行うことをおすすめします。

外壁を塗装するタイミングで屋根塗装もする

屋根塗装をするためには足場を組む必要があります。
外壁塗装も検討している場合は、屋根と一緒に塗装することで足場や手間賃を節約できます。

費用を抑えたい場合は屋根と外壁は同時に工事するようにしましょう。

自社施工の会社を選ぶ

屋根塗装を依頼する業者は、自社施工の会社を選ぶほうが費用を抑えることができます。

自社施工は、すべての作業を自社で行うので柔軟に対応してもらえるメリットがあるでしょう。

逆に、自社施工しない会社を選ぶと下請け会社が施工することになり、仲介料が発生してしまいます。

大手ハウスメーカーやホームセンターは下請け会社を利用するケースが大半です。
ホームページに職人の写真が掲載されていない業者は、下請け会社を使っている可能性が高くなるでしょう。

外壁塗装に必要な費用が気になる人もいるでしょう。
一般的な住宅で使うサイディング外壁の塗装費用なら「サイディング塗装の費用は約80万円!工程別・塗料別の価格」でチェックできます。

5.まとめ:屋根塗装は8年が目安!外壁と屋根は一緒に塗装するとお得

屋根塗装をする目安は8年程度です。
新築の場合は屋根材によっては10〜20年程度は塗装の必要がないでしょう。
また、屋根塗装の目安は年数よりも劣化症状で見抜くほうが確実です。

屋根塗装は決して安いものではなく40万円以上の費用が必要です。
屋根だけでなく、外壁の塗装も一緒に行うと足場代を節約して安く施工できるでしょう。

外壁塗装に必要な費用が気になる人もいるでしょう。
一般的な住宅で使うサイディング外壁の塗装費用なら「サイディング塗装の費用は約80万円!工程別・塗料別の価格」でチェックできます。

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