装飾材に「曲がる」という画期的な
インセンティブを加える

今年8月新発売した木製モールディング材「サントニア」シリーズは、エストニアからの輸入品です。寒冷地でゆっくり育ったパイン材を使用しているため、通常のパイン材より木目が詰まっており丈夫で高品質です。 フレキボードはそのまま平面の壁へ施工することもできますが、ベースがフェルトなため、裏に筋を入れると曲げることができ、アール面のようなカーブやウェーブの壁面にも対応します。 また同シリーズには廻り縁、腰見切り、巾木、ドア枠としても使える開口枠があります。専用のワイヤーを引っ掛けることで、壁に穴を開けずに絵や写真などを飾ることができるデザイン性に優れたピクチャーレールをご用意しました。また施工性の良い巾木は、留め具で固定できます。 フレキボード、ピクチャーレール、巾木留め具の施工方法は、WEBより動画で公開しています。

1973年、埼玉県和光市にみはし総業株式会社として設立し、１９７９年には埼玉県比企郡に自社工場を完成させ、モールディングの代名詞ともなった「サンメント」の生産を自動化しました。品質管理や、当日出荷の体制など、IT化が浸透するはるか以前から、独自のシステムとネットワークをつくりあげ、顧客満足にフォーカスした販売を行ってきました。 10年前には、インターネットで注文ができるＥＣサイト「みはしショップ」を立ち上げ、サイトの作成を全て自社で行っています。

弊社は、木材の欠点「燃える、腐る、狂う」を克服する新たな建材の開発に挑んでいます。従来の加工技術を生かし、1994年に不燃装飾材「サンメントセラ」を発売。内装用装飾材に不燃という新しい価値を加えました。（国土交通大臣不燃認定品：NM-8578、NM-2086）
その後外装用不燃、窯業系押出建材サンメントセラEXEを発売。中をくりぬいて軽量でスリム化した製品を、２年前にリニューアルし、新たにシンプルな大型形状を増やし、リーズナブルな価格設定と仕様で販売しています。一つの形状で、木製や不燃内装材、不燃外装材と対応しており、同じ面形状での材質違いを販売しております。

10年前から海外にも工場を持ち、今年は第二工場も増え、海外事業をグローバルに展開しています。GRG、GRC、FRP製などの大型形状の加工や、大型物件などの特注品の製作に対応し、施工を手掛けるグループ会社、みはし工芸ではこの不燃材を多種取り扱い、「イメージを形に」をコンセプトに大型の特注形状を材工で行っております。
有名化粧メーカーのディスプレイパネルや什器を納品させて頂いたり、本や映画や舞台で世界中のファンを熱狂させた、話題のテーマパークにも内・外装材に弊社のモールディング製品が使用されています。また、まもなくオープンする、某大手会社の市街化事業の物件も大型の特注品の加工を含め、材工で納品させて頂いております。

毎年発行している自社制作カタログはFSC認証紙、インクは植物性を使い、印刷工程は再生可能エネルギーを利用して製造しました。 壁面装飾材のティンバータイルスは、環境に優しく堆肥化可能で、廃棄物ゼロの工場で製造されている次世代エコ建材です。

東京・青山と玉川工場のショールームでは、「サンメント」を中心に様々な製品を展示しています。