- 掲載:2024年08月01日 更新:2024年09月04日
//= $nameTitle ?>難題を克服した石材壁面装飾。卓越したスキルと審美眼で実現した唯一無二のエントランス
- 株式会社チョウエイハンズ
- 商業内装事業部 設計・デザイン室
成田 汐里 - 東京都千代田区外神田三丁目12番8号
住友不動産秋葉原ビル17階(東京本社)
TEL:03-5289-0063 - https://www.choeihands.co.jp/
- 2019 年入社。施工管理部を経験したのちに現在の設計・デザイン室に所属する。仙台を拠点に全国各地の商業内装の設計を行っている。
- 松下産業株式会社
- マーケット開発室 ディレクター
山田 満 - 東京都品川区東五反田5-25-19
東京デザインセンター 2F
TEL:03-5447-6431 - https://www.mts-kk.co.jp/
- 大阪や九州支店の営業を経て2019 年にマーケット開発室に配属される。2019 年に五反田の東京デザインセンター2階にショールームをOPEN し室長として設計営業を行っている。
株式会社チョウエイハンズ
石材で壁面装飾することになった経緯を教えてください。
東京本社を移転することになった事がきっかけです。親会社であるハンズホールディングス株式会社をはじめとする、グループ会社全てをワンフロアに集結させグループ間の結束を強めるというテーマでプロジェクトが進みました。そんな中でも、今回石材を使用したエントランスは、会社の顔であるため特に力が入っていました。
どうやって松下産業を知りましたか?
建材ナビで石材メーカーを検索した際に、特に目に留まったのが松下産業様でした。他社と比べ、品揃えの良さに引き込まれ、流れるようにカタログを請求することになりました。そして、カタログが届いてから、どの商品を使用するか検討を始めました。しかし、どんな石材がエントランスに適しているのかがわからずに行き詰まってしまいました。しかし、まもなくして、ご担当者からご連絡をいただきました。そこでアドバイスをいただき、選定、採用へと進んでいきました。
採用された決め手、重視したポイントは何でしたか。
重視したポイントは、品揃えの多さです。自身のイメージに合った石材が見つかりやすいと感じています。実際にショールームを訪問し現物を見ながら選定しましたが、ショールーム内にほとんどの商品をそろえていらっしゃったので、カタログで見るよりも、実物の質感や色味を肉眼で見て、触れることもできたため、自信をもって採用に踏み切ることができました。
今回の採用にあたり、他製品も検討しましたか。
はい。今回は、石材だけでなく、石材風のシートやボード、タイルも検討いたしました。これらは低コストで施工も容易なものが多いためメリットは多くありましたが、商業建築・内装を営んでいる会社として、自社のエントランスは本物志向が良い、との考えに至りました。
正直思い切った決断でしたし、今回は斜めのカットが多く存在するため、より難易度が上がることも承知の上でのチャレンジです。自社案件だからこそのチャレンジであり、なかなか見られない施工事例となったのではないでしょうか。
出会いのきっかけとなった「検索サイト」への感想は?
建材ナビさんは、知りたい建材に対しての検索のしやすさが特徴的だと感じています。今回の場合「石材」と検索しているだけでは対象商品が多過ぎますが、そこから細分化した絞り込み機能があるため「壁面装飾」というワードで絞り込みを行い、よりスピーディーに必要な情報へ辿り着くことができました。また、新商品の紹介やテーマごとの特集を頻繁に行っているイメージがあり、普段の業務では知りえなかった建材を知るためにも今後も建材ナビを使用したいと思っています。
松下産業株式会社
「チョウエイハンズ東京本社」で採用された経緯について教えてください。
チョウエイハンズの成田様より建材ナビ経由で「カタログ請求」を受けてカタログを発送したのが始まりです。その後サンプルを送付させていただいたり、施工などの石材の納め方に関してもやりとりさせていただきました。
チョウエイハンズ様からは、どのような要望や条件がありましたか。
チョウエイハンズ様からの条件は2つございました。1つ目は今回使用する石種それぞれの色の統一でした。2つの石材とステンレスで作り出すデザインアレンジもありましたので、はっきりと区別できるように選別しました。
2つ目は石厚を揃えることでした。規格化している素材の厚みが違っていましたので、施工時にボンドの貼りしろで調整するのではなく、石厚を削って揃えることで目違いが起きないようにしました。
右:石種名:ドラマホワイト 石質:大理石 サイズ:400×400×13
どのようなサポートやアドバイスを行いましたか。
今回のエントランスでは、斜めのステンレス板でデザインが入ることになっておりました。そのため多くの箇所で斜めのカットが必要となりました。また目地がない施工という条件もございました。そのため取付するまでには、あらゆることを紙面上で検討しサポートしました。
特に、斜めのカットについては繊細に対応する必要があったため、割付図面上にデータを落とし込みそのデータから型板を起こして、その型通りに切断していきました。目地がない施工でしたので「逃げ」をどこに作るかについて、繰り返し検討しました。
無事完成したエントランスについての感想をお聞かせください。
今回は、非常に繊細で難しさもあったお仕事でしたが、本物の石材を使用したことで重厚感や高級感が生まれました。商業建築・内装の施工のお仕事をされているチョウエイハンズの皆様にとって、自慢できるエントランスになったのではと感じております。
チョウエイハンズ様との出会いについていかがでしたか。
弊社は石材施工会社様への販売がほとんどでしたので、設計者と話す機会はほとんどありませんでした。そういった意味でも今回のお取引は弊社としましても新鮮に感じており、今後もこういった出会いを建材ナビを使って増やしていきたいと考えています。