ARCHITECT
建築家インタビュー
- 掲載:2025年09月05日 更新:2025年10月07日
学びと現場との協働を通じて、より良い建材と住宅の未来を切り拓く
「ha」 hosaka hironobu architect associate 保坂裕信

「ha」 hosaka hironobu architect associate
保坂裕信(ほさか ひろのぶ)
〒114-0002
東京都北区王子3-8-9
東京都北区王子3-8-9
【経歴】
- 1976年
-
東京都⽣まれ
- 1999年
-
東京電機⼤学⼯学部建築学科 卒業 (卒業設計賞 (1等) )
- 2001年
-
東京電機⼤学⼯学研究科建築学専攻修⼠課程 卒業
- 2023年
-
設計事務所での活動を経て、 ⾃⾝のブランド「ha」をリリース
(正式名称「ha」hosaka hironobu architect associate)
【受賞歴】
メルディアグループ分譲住宅設計競技「北沢計画」 最優秀賞
グッドデザイン賞 (GOOD DESIGN AWARD 2018) 2018
グッドデザイン賞 (GOOD DESIGN AWARD 2024) 2024
神奈川県建築コンクール 2024 優秀賞
神奈川県建築⼠会賞 2024
空間デザイン賞 2025
他の建築家の作品や実際の空間から学ぶ
他の建築家の作品をよく見るようにしています。特に、写真だけでなく実際にその空間を訪れて体験することで、図面や写真では感じ取れないスケール感や素材の質感、光の入り方などを学ぶことができます。そうした経験を自分の設計に還元することが、力を磨く一番の方法だと思います。
職⼈さんと同じ⽬線で話し気持ちを汲み取る
現場では、設計者の意図と施工上の現実の折り合いをどうつけるかが難しい点です。図面上では可能に見えても、実際に施工するときに無理が生じることがあります。そうしたときに、職人さんから「この納まりは難しい」と言われると、こちらの理想を押し通したくなる気持ちもありますが、現場の声に耳を傾けることがとても大切です。
ですので、できるだけ同じ目線に立って話すことを意識しています。職人さんの知識や経験は設計者にとって貴重な財産ですし、気持ちを汲み取りながら意見交換することで、より良い仕上がりに近づけると感じています。図面の細部にとらわれすぎず、「現場でどう実現できるか」を一緒に考える姿勢が信頼関係につながると思います。
ですので、できるだけ同じ目線に立って話すことを意識しています。職人さんの知識や経験は設計者にとって貴重な財産ですし、気持ちを汲み取りながら意見交換することで、より良い仕上がりに近づけると感じています。図面の細部にとらわれすぎず、「現場でどう実現できるか」を一緒に考える姿勢が信頼関係につながると思います。
防火性能を満たした製品が増えると設計の可能性が広がる
防火設備性能を有するサッシについて、もっとバリエーションが増えるとありがたいです。
特にFIX窓については、大型サイズで認定を受けた製品が増えると、設計の幅が広がると感じています。
防火地域や準防火地域で採用できる建材は、どうしても選択肢が限られてしまいます。 例えば玄関ドアについては、防火認定を受けた製品のデザインバリエーションがもっと欲しいと感じています。 また、外壁材についても同様で、防火性能を満たした上で多様な仕上げや表現ができる製品が増えると、設計の可能性が広がると思います。
防火地域や準防火地域で採用できる建材は、どうしても選択肢が限られてしまいます。 例えば玄関ドアについては、防火認定を受けた製品のデザインバリエーションがもっと欲しいと感じています。 また、外壁材についても同様で、防火性能を満たした上で多様な仕上げや表現ができる製品が増えると、設計の可能性が広がると思います。
暮らしの変化に柔軟に対応できる住宅
これからの住宅は、単に意匠性が優れているだけではなく、性能や機能がしっかりと伴っていることが求められると思います。
断熱性や耐震性、省エネルギー性といった基本性能はもちろんのこと、暮らしの変化に柔軟に対応できる可変性や、メンテナンスのしやすさも重要です。
断熱性や耐震性、省エネルギー性といった基本性能はもちろんのこと、暮らしの変化に柔軟に対応できる可変性や、メンテナンスのしやすさも重要です。
SSOJ(日本空間デザイナー支援機構)
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2007年秋にスタートした、取材させて頂いている建築家へのインタビュー記事です。住宅、集合住宅、商業施設、公共施設など建築家の体験談をお楽しみください。

