- 掲載:2026年09月16日 更新:2026年09月16日
塗装でもない、メッキでもない、黒いステンレス材〈アベルブラック〉 アベル株式会社
Abel Black®
ステンレスの金属感を生かした加飾処理で漆のような高級感を演出
- アベル株式会社
- アベル株式会社
森井 芳幸 - 大阪府八尾市南太子堂1-1-42 TEL : 072-992-5401
- https://abel-s.co.jp/
職人技が光る、漆のような深みのある「黒色」のステンレス材〈アベルブラック〉
『Abel Black ®』の歴史は苦労の歴史と聞いております。カラーステンレスを製造する中で培った技術を黒に特化させることで確立した技術ですが、現在の『Abel Black ®』のような「深い黒」を発色させようとするとその難易度は非常に高く、かなり職人技的要素が強いものでした。技術の安定化及び技術継承のためにも職人技をある程度マニュアル化する必要があり、職人の感覚を明確な基準で表すことに大変苦労したと聞いております。
金属本来の素材感を活かしながら深みのある黒を実現するアベルブラック。
鏡面やヘアライン、ビーズブラストなど、多彩な表面仕上げに対応できる。
技術革新にも繋がった、高級自動車メーカーからの難解なリクエストに対応
高級自動車メーカー様とお仕事を開始させていただいた時、弊社では対応できない鋼種に対しての黒色化をリクエストされました。当初は対応不可のためお断りしておりましたが、高級自動車メーカー側のデザイン設計責任者の方からの大変熱心なお誘いによって、着手を決意。しかし容易にできたわけではなく、弊社内でもかなり研究を重ね、何とかご依頼にお応えできる結果となりました。新たな鋼種にも対応できるようになり、建材、医療機器、刃物といった新しい領域にも踏み込め、お仕事の幅を広げることができるようになったという、技術革新が起こりました。
アベルブラックを壁面に採用した本社オフィス。
写真中央に見える鏡のような意匠は、ステンレスを研磨して生み出した漆のような深く艶のある黒の鏡面仕上げ。独特の質感が空間に上質な存在感を与えている。
『Abel Black ®』が宇宙に進出。宇宙空間の過酷な環境に耐えうる素材としての評価を唯一獲得
『Abel Black ®』はなんと宇宙に行きました。新型宇宙ステーション補給機「HTV-X」のスラスター下部に採用されたのです。建材や自動車、光学関係など、これまでも大手取引先様とお付き合いしておりますが、宇宙の過酷な環境にも耐えうる素材を送り出せたこと、また「評価試験に耐えたのは Abel Black ®だけだった」というお言葉をいただけたのは、私たちにとって大きな自信となりました。
アベルの社是に盛り込まれた「最高の美」を次世代の人々にも伝えたい
弊社にとってのキーワードが、社是にも盛り込まれている「最高の美」。社名の由来(A=エース、一番 BEL=美しい)にもなっておりますように、弊社において従業員全員が意識しているものです。「美」にも様々な形があり、従業員一人一人にとって歩んできた人生や経験などから「美」の捉え方は往々にして違いが出ます。
例え「美」に対するアプローチが違っていたとしても、それぞれが持つ美意識を尊重し各個人が「美」を追い求める姿もまた、美しく尊いものであるという考えを持っております。弊社の新社屋につきましても「最高の美」を存分に詰め込んだ設計となっております。弊社に興味を持っていただいた若い世代の方々やプロフェッショナルの方々にも是非一度ご来社いただき、弊社の「最高の美」に触れていただければと思います。


