エヌティーアイジャパンと業務提携、Inter BEE共同出展
音響計測と独自吸音材を組み合わせ、音環境改善を一体提案
タケシンパッケージ株式会社(本社:岡山県倉敷市、代表取締役:新谷啓一郎、以下「当社」)は、リヒテンシュタイン公国に本社を置く世界的な音響計測機器メーカー、NTi Audioの日本総代理店であるエヌティーアイジャパン株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役:岡安達也)と業務提携し、2026年 11 月18日(水)から20日(金)まで幕張メッセで開催される「Inter BEE 2026」に共同出展します。
当社が開発した、世界で唯一のカセット着脱式多層構造インテリア吸音材「Cassette Wall & Ceiling® (カセットウォール&シーリング®)」の周波数コントロール技術と、NTi Audioの高精度な音響計測技術を組み合わせ、測定から解析・設計・施工・効果検証までをつなぐ音環境づくりを紹介します。 この取り組みは、2026年1月にフランスで開催された国際見本市「Maison & Objet Paris」においても、NTi Audioと当社の双方の名称を掲げて発表しており、今回の業務提携と共同出展を通じて、国内での事業展開を本格化します。
両社に共通するテーマは、「音環境をもっと身近に」。 音環境を一部の専門家だけが扱うものから、住宅、オフィス、教育・保育施設、店舗など、日常のさまざまな空間で考え、選び、整えられるものへと広げることを目指します。また、この取り組みを全国へ展開するため、会場では販売・施工・音響計測などを担う事業パートナーを募集します。
■高気密・高断熱化で変わる室内の音環境
近年、高気密・高断熱住宅の普及によって、室内の快適性や省エネルギー性能が向上しています。しかしその一方で、建物の構造や室内条件によっては、特定の周波数帯域で音が響きやすくなり、低音域の反響や音のこもりが気になる場合があります。また、ウェルビーイングへの関心が高まる中、会話の聞き取りやすさ、集中のしやすさ、音楽の響き方など、室内の「音の快適性」にも注目が集まりつつあります。
しかし、音環境は目に見えないため、不快感があっても、その原因や適切な改善方法を判断することは容易ではありません。当社はこうした課題に対し、単に音を吸収する量を増やすのではなく、空間の用途に応じて必要な響きを残しながら、周波数ごとのバランスを整えることが重要だと考えています。
■ 世界で唯一の独自構造。吸音周波数をコントロールする技術
当社が開発した「カセットウォール&シーリング®」は、カバー・ベース・パネルと空気層を組み合わせた、独自のカセット着脱式多層構造を持つインテリア吸音材です。
大きな特徴は、吸音率の最大化ではなく、周波数帯域ごとの吸音特性をコントロールできることです。特に800Hz以下の周波数帯域を重視し、800Hz以上では可能な限り吸音を抑える設計により、空間に必要な響きを残しながら、反射音の周波数バランスを整えます。
また、異なる吸音特性を持つカバーを選択することで、空間の用途や目的に応じた音響設計が可能です。
「施工後の響きも、パーツ交換で調整できる。」
一度施工したら変更が難しい一般的な固定式の吸音材と異なり、施工後もパーツ単位で交換することで、外観だけでなく吸音特性を調整できる構造を備えています。
さらに、SOUND(音響)・VISUAL(意匠)・SUSTAINABILITY(持続可能性)の3つを製品開発の柱とし、音響性能とインテリアデザインの両立、再生材料の活用、パーツの交換・再利用などにも取り組んでいます。

< 取り外し可能なカセット着脱式 >
■世界的な音響計測技術と連携。業務提携から新たな音環境設計へ
今回の業務提携先であるエヌティーアイジャパン株式会社は、リヒテンシュタイン公国に本社を置くNTi Audioの日本総代理店です。
NTi Audio は、音響・オーディオ・振動分野の精密計測技術を専門とし、建築音響、プロオーディオ、放送設備、環境騒音など、幅広い分野へ計測ソリューションを提供しています。エヌティーアイジャパン株式会社は、その日本市場における製品供給だけでなく、測定技術の普及、技術的な相談、導入支援、計測方法に関するサポートなど、専門性を生かした事業を展開しています。同社が扱う音響計測機器は、高精度な測定性能に加え、直感的な操作性を備えていることも特徴です。
当社はこれまで、吸音材の開発・製造と空間改善の提案を進める中で、適切な音響設計には実空間の音を測定し、客観的なデータに基づいて解析する仕組みが欠かせないと考えてきました。今回の業務提携では、こうした両社の専門性を組み合わせ、次の5つの工程による音環境づくりを推進します。
【01 MEASURE(計測) → 02 ANALYZE(解析) → 03 DESIGN(設計) → 04 INSTALL(施工) → 05 VERIFY(効果検証)】
実空間の残響特性を測定し、その結果を周波数帯域ごとに解析。空間の用途や条件に応じて必要な音響特性を導き出し、適切な吸音部材の選択と配置を設計します。施工後には再び測定を行い、音環境の変化を客観的に検証します。エヌティーアイジャパン株式会社は音響計測機器と測定技術の面から支援し、当社は測定データの解析、音響設計、製品開発を通じて、具体的な空間改善につなげます。また、実空間で得られたデータや改善事例を蓄積し、次の音響設計に生かす仕組みづくりも進めています。

■フランスでの共同発信から、日本、そして世界へ
両社の取り組みにつながる国際的な活動は、既に始まっています。 2026 年1月に開催された「Maison & Objet Paris」では、世界的な音響計測機器メーカーであるNTi Audio と当社の双方の名称を掲げ、測定から解析・音響設計・施工・効果検証までをつなぐ「音環境をもっと身近に」という取り組みを発表しました。 音響計測と周波数コントロール技術を組み合わせることで、専門的な音環境づくりを、より幅広い人々や空間へ届けようとする考え方です。 今回のエヌティーアイジャパン株式会社との正式な業務提携は、この取り組みを国内で具体的に展開するための重要な一歩となります。
当社は今後、NTi Audioとの国際的な事業連携も視野に入れながら、国内外における音環境設計の普及と技術展開を目指してまいります。
■Inter BEE 2026で、測定から検証までを一体で紹介
Inter BEE 2026 では、「音環境をもっと身近に」をテーマに、エヌティーアイジャパン株式会社と共同出展します。会場では、音響計測機器「XL3 Acoustic Analyzer」、カセットウォール&シーリング®の実物サンプル、多層構造、周波数別吸音特性、実空間の測定データなどを紹介します。
特に、従来の吸音材とは異なる周波数コントロール技術と、施工後も音響特性を調整できるカセット構造を、実物と測定データを通じて分かりやすく紹介します。 また、測定から解析・設計・施工・効果検証までを一連の流れとして示し、音環境づくりにおける両社の専門性と役割を具体的に伝えます。 なお、カセットウォール&シーリング®は「INTER BEE AWARD 2026」のプロオーディオ部門にもエントリーしています。

< InterBEE2026出展ブースイメージ図 >
■「音環境をもっと身近に」。全国の事業パートナーを募集
今回の共同出展を機に、音環境づくりを全国へ広げるための事業パートナーを募集します。対象は、楽器店、オーディオ販売店、オフィス家具販売店、設計事務所、建築・内装事業者、店舗設計事業者、インテリア関連事業者など、既存顧客との接点を持つ幅広い事業者です。
パートナーが持つ顧客との信頼関係や提案力と、当社の音響解析・設計・製品開発の専門性を組み合わせることで、既存事業の強みを生かしながら音環境分野へ参入できる仕組みを整えています。施工については、適切な施工品質を確保するための認定施工パートナー制度を設けています。また、音響計測についても、正しい計測方法やデータ管理に関する教育・認定制度の整備を進めています。エヌティーアイジャパン株式会社による測定技術面の支援も活用し、地域の事業者が専門的な音響技術を適切に取り扱える環境づくりを目指します。
音に関する悩みを、身近な場所で相談できる社会へ。専門技術と地域の事業者をつなぐことが、「音環境をもっと身近に」を実現するための重要な取り組みです。


< カセットウォール&シーリング®設置イメージ (上:リビング) (下:保育施設) >
■岡山発の独自技術を、世界の音環境へ
当社は岡山県倉敷市を拠点とする包装資材メーカーです。⾧年培ってきた素材加工や構造設計の技術を生かし、独自のカセット着脱式インテリア吸音材を開発しました。企業の規模にとらわれず、企画力と独自技術を強みに、新しい価値の創造に取り組んでいます。国内での事業展開に加え、日米での特許取得、フランスの国際見本市への出展、海外代理店との連携など、海外市場への展開も進めています。
今後も、音響性能、インテリアデザイン、持続可能性を大切にしながら、人と空間の関係をより豊かにする音環境づくりに取り組んでまいります。
■ Inter BEE 2026 出展概要
展示会名:Inter BEE 2026
会期:2026年11月18日(水)~20日(金)
会場:幕張メッセ(千葉県千葉市)
出展部門:プロオーディオ部門
小間番号:ホール2・2209
共同出展:エヌティーアイジャパン株式会社/カセットウォール&シーリング®
展示テーマ: 「音環境をもっと身近に」
公式サイト:https://www.inter-bee.com/ja/
■ 会社概要
タケシンパッケージ株式会社
代表者:代表取締役 新谷啓一郎
設立:1987年10月
本社:岡山県倉敷市連島中央4-4-23
真備工場:岡山県倉敷市真備町市場422-9
事業内容:ダンボールケース、ペーパーハニカム、吸音材「カセットウォール&シーリング®」等の製造・販売
企業サイト:https://takeshin-pk.co.jp
製品サイト:https://cassettewall.jp
■ 報道関係者からのお問い合わせ
タケシンパッケージ株式会社
企画営業部
TEL:086-697-0700
E-mail:info@cassettewall.jp
製品の独自構造、周波数別吸音特性、実空間での測定・改善事例、事業パートナー制度などについて、取材や資料提供のご相談を承ります。
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