東京理科大・髙橋教授との「擁壁改修プロジェクト」始動

老朽化擁壁の安全性向上と長寿命化を目的とした改修工事



2025年9月30日、東京都杉並区の住宅地で、高さ4~5mの擁壁が崩れ、上部の木造住宅が倒壊する事故が発生しました。全国には、倒壊リスクのある老朽化擁壁が200万~300万ヵ所も存在するとされ、その多くは1955~1973年頃の高度経済成長期に設置されており、既に築50年以上が経過しています。

こうした社会問題に対応するため、当社は、東京理科大学・工学部建築学科の髙橋治教授の「擁壁改修プロジェクト」にパートナー施工会社として参加しています。髙橋教授のご指導のもと、老朽化擁壁の改修として連続繊維補強工法『SOLID REMAIN(ソリッドリメイン)』を活用しています。



擁壁改修工事における連続繊維補強工法の技術的優位性
■ 高い引張強度の付与
・アラミド繊維シートは、鉄筋に比べ高い引張強度を有し、コンクリート表面に貼付することで曲げ・せん断耐力の向上が期待できます。
・国土交通省の「公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)」および土木学会の「複合構造標準示方書」においても、既存コンクリート構造物の補強方法の一つとして整理されています。

■ 軽量で施工性に優れる
・アラミド繊維シートは、軽量で取り扱いが容易なため、大型重機を使えない場所でも施工できます。
・地山や既設構造物への影響を最小限に抑えられるため、住宅地内の工事に適しています。

■ ひび割れ追従性と防食性
・鉄筋や鋼板と異なり、腐食のリスクがなく、ひび割れ追従性にも優れています。
・老朽化擁壁では、外部からの補強が可能で、劣化した母材の除去を最小限に抑えられます。

■ 長寿命化と維持管理コストの低減
・土木学会の「連続繊維シートを用いたコンクリート構造物の補修補強指針」では、力学的性能の回復・向上が明記されており、補修・補強後の耐久性維持・使用期間延長につながる可能性が示されています。
・維持管理周期を延ばすことで、ライフサイクルコストを低減できます。

以上の根拠により、当社では擁壁改修工事に「連続繊維補強工法」を推奨しています。
擁壁改修でお困りの方、どこへ相談すればよいか迷っている方は、お問い合わせください。

東京理科大学髙橋教授の「擁壁補修プロジェクト」は、コチラ
連続繊維補強工法『SOLID REMAIN (ソリッドリメイン)』の詳細情報は、コチラ
ご質問・お問い合わせは、コチラ


~建材ナビでは、多数の製品を掲載中です~
▶ 基礎補強【ソリッドリメイン】製品ページはこちら
▶ メーカー製品一覧・お問合せはこちら

出典:株式会社日本衛生センター
建材ナビ・スタッフからのコメント 東京理科大学・工学部建築学科の髙橋治教授の「擁壁改修プロジェクト」に、日本衛生センターがパートナー施工会社として参加しています!老朽化した擁壁の補強・補修に適した「SOLID REMAIN(ソリッドリメイン)」は、軽量かつ大型重機も不要な工事で構造物の耐力を向上させることができます。擁壁改修でお困りの方は、是非、製品ページもご覧になってみてください。

この記事のメーカーにお問い合わせ
TEL: 042-576-0110 / FAX: 042-572-2142