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メーカーインタビュー
- 掲載:2018年09月24日 更新:2024年09月04日
//= $nameTitle ?>暮らしを創り、豊かにする「水周り」
- 伊吹物産株式会社
- エッセンス事業部
堀内啓一郎 - 本社ビル 見本展示室:愛知県名古屋市名東区上社4-108
- エッセンス横浜スタジオ:神奈川県横浜市中区山下町25-16 ニューポートビル102
- エッセンス神戸ショウルーム:兵庫県神戸市垂水区向陽2-6-26 パレス向陽202
- http://www.essence-i.com
製品を市場に出すにあたり留意している点や、製品のコンセプトなどをお聞かせください
堀内:弊社のモノづくりは、生活用品の企画製造から元々始めておりessence/建築設備品の開発も、「暮らし提案」の中の一つのカテゴリーと位置付けています。「設備品」というマーケットは提供する側の専門性が高くアイテム単体でデザイン、機能性に特化しがちですが、水周りの設備品は特に「暮らしの営み」の根幹に関わるものでもあり、機能性のみならず、「心地」をイメージできることが大切だと思います。お使いになる人やご家族が「自分達の暮らしを創る、考える」というきっかけになるようなモノの提案を常に考えています。
製品の最適な使用方法や場所などへのご提案があれば教えてください
堀内:戸建の水周り空間を、今時の多様な暮らしに添わせるよう提案しています。弊社の製品は単アイテムごとの部品販売が基本ですが、暮らしのスタイルや最適性などをまずビジュアルでイメージ提案をし、実際のアイテム選びを楽しんでいただく。「自分達が居るストーリー」と繋がれば、愛着のある空間になるでしょう。モノありき、ではなく、暮らしありきで選んでいただく実用品、というポジションです。
御社の製品への最大のこだわりとは何でしょうか
堀内:「暮らし目線」これに尽きます。デザイン的な面からは、馴染む、落ち着く、といった風情作りに懐古的な中庸さを加味するようにしています。
競合他社との差別化などを意識されることはありますか
堀内:エッセンス事業部は社内の一つのセクト、という位置付けなので「競合他社」という概念がありません。小規模だからこそ、小技を効かせた作り込みで大きな池(業界)に小さな波紋を作るようなこともあるかもしれません。また、自社工場を持たないため「自分達だけでコンプリートする」といった自己完結が低いのも、企画の選択肢を広げられる要素かもしれません。
時代の変遷などによるニーズへの対応は
堀内: 「暮らし目線」による対応ですが、世況の変化によりターゲットがシフトすることもあります。戸建住宅メインで製品のご提案を続けてきましたが、店舗や施設設置も増えてきました。用途が伴うモノなので、ニーズへの対応というひとくくりでの表現ではないかもしれません。
開発中の製品や今後のビジョンなどをお聞かせください
堀内:エッセンスの製品作りの中には「Creative flow」(「一緒にやろうよ」というニュアンス)というカテゴリーも設けています。特徴ある各地の技術とのコラボレートの中で、「商品化にはちょっと難しいけど凄い技」と出会った時、この凄い技術とともに「素敵なこと」を作り出したい(クリエイティブフロウ!)という気持ちからモノづくりを始めてしまうことがあります。 昨年は京焼・清水焼で伝統工芸の世界を継承する方々とのコラボレートでKeramiikka(ケラミッカ)シリーズを製作しました。 水周りには珍しい、ぱっと目を引く華やかさで、商業施設などで真価を発揮する意匠性でもあるので、今後は、戸建住宅ばかりではなく、施設を含め、必要なところに自然にマーケットが広るような提案の流れを作りたいと思います。
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建築建材メーカーに業界のこと、製品のこと、施工実績のことなど、モノづくり企業としての想いを語って頂くインタビュー記事です。