防音材
防音材とは、快適な音環境を作るための建築材料であり、代表的なものに「吸音材」と「遮音材」があります。近年は、マンションや賃貸物件における生活音トラブルを防ぐため、床や壁の防音性能を高めるニーズが急増しています。本格的なスタジオ向けの施工材をはじめ、既存の壁に後付けできるデザイン性の高い防音パネルや、階下への騒音を和らげる床用の遮音マットまで幅広く掲載。環境に配慮したサステナブルな素材や高性能な防音材など、空間の用途や建物の構造に合わせて最適な製品を比較・検討いただけます。
防音材の4つの種類と違い
空間の音響課題を解決するには、メーカー各社が提供する建材の特性を理解した「組み合わせ」が不可欠です。建材ナビでは、設計・施工の現場で求められる以下の4種類の防音材を網羅しています。
・吸音材:音を吸収し室内の反響を抑える(吸音パネル・天井用吸音材等)
・遮音材:音を跳ね返し外への漏れを防ぐ(遮音下地材・防音パネル等)
・防振材:足音や機械音など建物を伝わる振動を防ぐ(防振マット・浮き構造下地材等)
・制振材:薄い壁や金属等の素材自体の揺れを抑える(制振テープ等)
なお、1枚で吸音・遮音の両方の性能を発揮する複合パネル製品も多数取り扱っています。遮音材で音を遮り、吸音材で反響を処理するのが防音の基本です。用途に最適な製品ラインナップをご確認ください。
使用箇所・用途別の選び方
建材ナビでは、設計・施工現場の多様な要件に応えられるよう、適材適所の防音材を多数ラインナップしています。防音対策は「どこに施工するか(空気音か固体音か)」によって、選ぶべき建材が大きく変わります。
・壁(隣室への音漏れ対策) 吸音・遮音の両機能を兼ね備えた防音パネルや、遮音性能に優れた防音ドアを用いることで、音漏れと室内の反響を同時に抑えます。
・床(足音・衝撃音対策) 階下へ伝わる固体伝搬音(振動)を防ぐため、床仕上げ材の下に防振マットや遮音下地材を敷き込み、振動を縁切り(絶縁)する施工が効果的です。
・天井(上階の騒音・室内の反響対策) 天井裏への吸音材充填に加え、オフィスや店舗では意匠性も兼ね備えた天井用吸音材を仕上げ材として用いることで、快適な音響空間を実現します。
・備周り・工場(機械音・ビビリ音対策) 金属屋根やパネルには制振テープを貼り付けて共振を防ぐほか、大型空調設備などには空気の流れを阻害しないサイレンサーを導入し、ピンポイントで騒音を抑えます。
現場の課題に合わせて製品を絞り込み、最適なメーカー製品をお選びください。
代表的な素材の特徴
建材ナビでは、設計要件や予算、施工環境に合わせて最適な製品を比較検討できるよう、多様な素材の防音材を掲載しています。ここでは、現場でよく採用される代表的な素材の特徴(メリット・注意点)をまとめました。
■発泡樹脂系吸音材
・特徴: 内部に無数の気泡を持つスポンジ状の素材です。
・メリット: 軽量でカッター等での加工が容易なため、施工性に優れています。くさび形状などに加工した製品も多く、スタジオや会議室の「表し仕上げ(露出)」として空間デザインに組み込みやすいのが魅力です。
・注意点: 紫外線による劣化や変色に配慮し、適切な表面仕上げを施した製品を選ぶ必要があります。
■複合パネル系吸音・遮音材
・特徴: 吸音層と遮音層を組み合わせた多層構造のパネルです。
・メリット: 1枚で吸音・遮音の両機能を発揮できるため、施工の手間を抑えながら高い防音性能を確保できます。
・注意点: 製品によって対応する周波数帯域が異なるため、対策したい音の種類(低周波/高周波)に合わせた選定が必要です。
■アスファルト・ブチルゴム系シート(制振・防振材)
・特徴: 粘弾性を持ち、振動エネルギーを熱に変換して減衰させる素材です。
・メリット:金属屋根の雨音対策(ビビリ音防止)や、配管まわりの騒音対策に直接貼り付けるだけで高い効果を発揮します。
・注意点: 施工面の油分や汚れを落としてから密着させないと十分な効果が得られないため、下地処理が重要です。
各メーカーから提供されている最新の複合製品(吸音+遮音が一体化したパネルなど)も多数掲載しておりますので、カタログ請求にて詳細なスペックをご確認ください。








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