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  • 作成日:2023年09月06日 更新日:2023年09月06日

日本の文化と想いというソフトウェアを工業製品というハードウェアで世界へ輸入

株式会社マストレ
AFIRE
内蔵の水タンクを超音波振動により微細な霧を発生させ、LEDモジュールで照射することで炎のように振る舞う新しいインテリア

今回ご紹介する建材メーカー
株式会社ヒラミヤ
株式会社マストレ
海外事業部 太田 裕樹
〒432-8055
静岡県浜松市南区卸本町33
TEL : 053-441-5660

https://www.masstrading.jp/
浜松市出身。IT 関連の仕事で富士市や沖縄県への転勤を経てきたUターン組。AFIREやINSIGHTといった新製品群の営業担当

今回紹介する世界中の意匠照明やインテリア商品を直輸入する事業のほかに不動産業や津波対策業を行う株式会社マストレ。今回は普遍性や安全性にこだわっている新しい暖炉のインテリアである「AFIRE」について株式会社マストレの海外事業部、太田様にお話を伺いました。


現在3つの事業を行う株式会社マストレ

貴社の企業理念、信条、などをお聞かせください。

太田: 当社マストレは「感動と笑顔のために」というキャッチフレーズの元、お客様へ期待以上のサービスを提供し、喜ばれる企業を目指しています。
私たち海外事業部は、およそ50年前の創業時から存在する部署で、インテリアやエクステリアの業界でロートアイアンやロートアルミ、輸入照明、輸入家具の会社、というイメージを持っていただいているお客様が多いのですが、地元の浜松市ではマストレといえばTHE 不動産屋さんというお堅いイメージの会社です。

また、グループ内には工務店や医療機器の販売会社、医療法人があったり、過去には農業や飲食業にトライしてみたり。当然失敗する事業もあるのですが、お客様に喜んでいただける事なら、何でも事業化してトライしてみよう!という、社員の私が言うのも何ですが、グループで千数百人規模の、そこそこ大きな企業体でありながら、ベンチャー魂を持ち続ける面白い企業かと思います。

当社のロートアルミ製品の特徴は、型材をビス止めしたり、嵌めたりして作っていく大手アルミメーカーの製品とは異なり、アルミの無垢材やパイプ材を曲げたり、叩いたりしながら加工して、溶接でくっつけていくという、昔から世界中で鍛冶屋さんが作っていたロートアイアンにかなり近い製法で製作するため、フルオーダーで1つ1つ違うデザイン、寸法の製品を本物指向のお客様にもご満足いただけるクオリティーで製作できます。 Proudly made in Japan!ですし、フルオーダーと高額になりそうな文言が並んでいますが、そこそこの価格帯で実現できているのも採用率の高い要因かと思います。

水と電気しか使わない新しい暖炉「AFIRE」

貴社の一押しの製品を具体的に教えてください。

太田: 最近の一押し製品は、AFIRE(エー・ファイアー)ですね。昔、当社で薪ストーブを輸入して販売していたのですが、最近はタワーマンションに住まわれる方も増えて、煙突が付けられないため自宅に暖炉は欲しいけど設置ができないので、諦めているというお客様が増えました。
そこで、擬似暖炉や煙突不要のエタノール暖炉などが代替候補に挙がっていたのですが、小さなお子様や老齢のお客様、ペットを飼っているお客様が実際の火で火傷やケガをされるリスクを考慮して水と電気しか使わない、この製品にたどり着きました。

AFIREは超音波振動で水道水を微細なミストにしてから放出し、ミストにLEDの光を当てて炎のホログラムを作り出す装置です。設置環境にもよりますが、本物の炎と見間違うほどのリアルな揺らめきと、人にもペットにも、環境にも優しい安全性を兼ね備えます。店舗のアイキャッチにも使っていただいていますが、ずっと見ていられる系のリラクゼーション効果は、ぜひ実機を見てご体感いただきたいです。
東京では2カ所、京橋と日本橋に実機を展示させていただいておりますので、ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。
AFIRE
AFIRE
従来の燃料式暖炉と違い、必要な燃料は水のみ。赤外線リモコンで炎の「強さ」と「速度」を8段階調整が可能。

お客様が最大限に商品を楽しんでもらうために

製品を開発する際の信念、こだわり、コンセプトなどお聞かせください。

太田: 普遍性と安全性という2点は重点的に意識しています。デザインにおいては流行り廃りが極力ないような、たとえば数百年前からずっとあるロートアイアンのデザインを元に、現代にマッチしたアレンジを施したり、AFIREの機能にしても炎を囲んでリラックスするというのは、近年のキャンプブームだからではなく、昔から人の習性として普遍的に備わっているものです。飽きようにも習性である限りは本能的にリラックスしてしまう(機能してしまう)ものかと思います。

また、お客様に当社の製品を最大限に楽しんでいただくためにも、安全性は最重要課題です。 せっかく輸入させていただいた美しいシャンデリアも落下の恐れがあっては十分に楽しんでいただく事ができません。当社では、法令に定められた以上の安全基準で、落下防止の対策を2重3重に施してからお届けするように規定を設けております。
AFIREも、火の危険性だけでなく、水に含まれた雑菌が繁殖して周囲に散布してしまわないよう、深紫外線ランプによる殺菌を内部2カ所で行ってからミストを外に出すよう、衛生面においても徹底的にケアしています。単なる黒い箱に見えて、意外と隠れたところに人に優しい先端テクノロジーを仕込ませています。
ロートアルミ手摺
ロートアルミ手摺
オーダーメイドならではの、現場に合わせた自由なデザインとサイズでオーナー様の要望に応える。

製品の予想していなかった使われ方とかございますか

太田: AFIREは当初「安全でどこにでも使える擬似暖炉」というコンセプトで発売したので、温泉やスパなどリラクゼーション施設や店舗のアイキャッチ等で使っていただくという想定でスタートしました。
ところが医師をされているお施主様から、AFIREは加湿器としても機能するので、冬場のウィルス感染対策にもイイよ!という、ありがたいお話をいただきました。確かに、AFIREは1.5mのモデルで6000㎖の水が入るのですが、20時間かけて空にするという事は1時間あたり300㎖の水を空気中に放出しています。これは8畳用の加湿器と同等の加湿能力ですので、そういった意味でもお役に立てるのかと勉強になりました。

日本の文化や思いを海外へ輸出

企業としての今後の方向性や在り方、将来への展望などをお聞かせください

太田: まだ詳細は決まっていませんが、これまでの輸入ビジネスで世界中にビジネスパートナーができたので、今度は昨今の円安をチャンスと捉えて、日本の文化や想いというソフトウェアを工業製品というハードウェアに乗せて、海外へ輸出できたらと考えています。

当社は過去に、海外進出や輸出系のプロジェクトを立ち上げては失敗してきましたが、物流やWEBの発達で世界との距離はハードウェア的な意味でもソフトウェア的な意味でも、非常に近くなっていると感じています。陶磁器の緩衝材として使われていた北斎の浮世絵がヨーロッパで大人気になったり、シリコンバレーで伊藤園さんのお〜いお茶が流行ったり、我々が普段何気なく接しているプロダクトが意外なところで受けたりするので、海外へ向けて地道にアウトプットして、時流に合ったお客様に喜んでいただけるサービスの構築を目指して参ります。
               
MANUFACTURER
メーカーインタビュー
建築建材メーカーに業界のこと、製品のこと、施工実績のことなど、モノづくり企業としての想いを語って頂くインタビュー記事です。
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