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掲載:2022年07月08日 更新:2022年07月08日

子どもがいるなら要検討!火災保険に破損・汚損を付けるべき理由

子どもがいるなら要検討!火災保険に破損・汚損を付けるべき理由

住宅購入時に必ず加入する火災保険。
火災保険に「破損・汚損」を付帯しておけば、日常生活の思わぬ事故に備えることができるので、子育て世帯におすすめの特約だと言えます。

今回は、破損・汚損の概要や補償が受けられるケース、注意点などを説明していきます。破損・汚損を付けるか悩んでいる方は参考にしてください。


火災保険の破損・汚損とは?

子どもがいるなら要検討!火災保険に破損・汚損を付けるべき理由

火災保険における破損・汚損は、自然災害とは別に「生活上で発生した損害」をカバーする保険です。ここでは破損・汚損について説明していきましょう。

不測かつ突発的な事故に備えるための保険


前述したように、火災保険の破損・汚損の補償は「不測かつ突発的な事故」によって発生した建物や家財に対する損害を補償する保険です。
暮らしのなかでの事故を対象としているため「うっかり」「不注意」「子ども」などが原因の損害も補償されます。

補償範囲は火災保険と同様に「建物のみ」「家財のみ」「建物・家財」の3つから選びます。それぞれの補償内容を見てみましょう。

建物…外壁・浴槽・キッチン・塀・物置など
家財…家具・電化製品・日用品・衣服など


家財については、価格が30万円以上の高額な宝石・貴金属・美術品などは対象外となることがほとんどです。
ただし、家具や電化製品などの日常的に使用する家財は1つの価格が30万円を超える場合も補償を受けられます。

破損・汚損は支払い件数が最も多い


自然災害から日常的な事故にまで、さまざまな損害に備えられる火災保険。実は、火災保険の中でもっとも支払い件数が多いのは「破損・汚損」です。

三井住友海上が発表しているデータによると、破損・汚損は「保険金支払事故件数」全体の30.4%を占めています。
この数値からも、暮らしのなかでの事故は頻繁に起こり、多くの人が事故による損害を破損・汚損でカバーしていることが読み取れます。

参考:三井住友海上「すまいの保険」


子どもがいるなら破損・汚損を検討したほうが良い理由

子どもがいるなら要検討!火災保険に破損・汚損を付けるべき理由

小さなお子さんがいる家庭では、日常的にハプニングが発生します。

たとえば、テレビにおもちゃをぶつけたり、壁に落書きをしたり、ときにはカーテンを引っ張ってレールが壊れたりもすることもあるでしょう。
家具や電化製品の修理代金は、意外と高額です。さらに買い替えとなると急な出費に家計が圧迫され、気持ちまで落ち込んでしまうかもしれません。

そんなときにも、破損・汚損で損害をカバーできれば、家計への負担を少なくできます。さらに破損・汚損は何度利用しても保険料が上がることがないので、保険を使用するデメリットもありません。

特約として入るのでもちろん掛け金はかかりますが、お子さんが小さいうちだけでも付帯しておくと安心です。


破損・汚損が適用されるケース

子どもがいるなら要検討!火災保険に破損・汚損を付けるべき理由

破損・汚損は、暮らしのなかのさまざまな損害に備えられる保険だとお伝えしてきました。
では実際にどのような事故が起こったときに、破損・汚損が適用されるのでしょうか。

破損・汚損で補償が適用されやすい事例を見てみましょう。

子どもが窓にボールをぶつけてガラスが割れた


子どもが室内や室外で遊んでいて窓ガラスにボールをぶつけた場合、破損・汚損が適用される可能性があります。窓ガラスは建物の一部なので、補償対象に含まれている場合には、保険会社に相談をしてみましょう。

ほかにも、外壁・ドア・造作棚のような建具もすべて「建物」に含まれます。ただし外壁の場合は、塗装の剥がれや洗剤では落とせないような落書きのよう見た目を損なう傷や汚れでなければ補償を受けられない可能性が高いです。

子どもがテレビを壊した


子どもがテレビの画面を叩いたり、物をぶつけたりなど、子育て中にテレビが壊れることは少なくありません。
テレビが子どもに壊されてしまった場合にもつ突発的な事故として、破損・汚損が適用される可能性があります。
テレビは電化製品なので「家財」を補償対象にしていれば、補償を受けられるでしょう。

テレビのほかに高価な家電といえば、パソコンやスマートフォンが挙げられますが、パソコンは保険会社によっては免責項目に含まれています。
スマートフォンに関しては破損頻度が高いため、損害が発生した原因に問わず、免責項目に含まれていることがほとんどです。
そのためスマートフォンにも保険をかけたい場合には、「スマホ保険」や「モバイル保険」などに加入して備えましょう。

水道の蛇口を閉め忘れて水漏れした


水道の蛇口をうっかり閉め忘れて水漏れをして、床や家具、家電が浸水してしまった場合にも、破損・汚損で修理できるケースがあります。

火災保険のなかには「水漏れ補償」もありますが、給水管の故障による水漏れや近隣住宅が原因による水漏れを補償する保険なので、自分に過失がある場合には補償を受けることはできません。

そのため蛇口の閉め忘れによる水漏れや、お子さんが蛇口から水を出していて水漏れに備えるのであれば、破損・汚損の付帯が必要です。


破損・汚損を付けるときの注意点

子どもがいるなら要検討!火災保険に破損・汚損を付けるべき理由

破損・汚損は暮らしのなかで起こる損害に備えられますが、何にでも対応できる万能な保険ではありません。ここでは、破損・汚損を付けるときの注意点を確認していきましょう。

保険会社によって補償対象が異なる


破損・汚損の補償対象は保険会社によって異なることに注意が必要です。
デスクトップ型やノートパソコンなど、すべてのパソコンを補償対象にしている保険会社もあれば、デスクトップ型のパソコンは補償対象でもノートパソコンは免責対象にしている保険会社もあります。
どのような損害に備えたいのか考え、補償対象を確認したうえで、保険会社を比較検討しましょう。

経年劣化による故障は補償されない


年月の経過による破損や汚損は、基本的に補償対象外です。予測できない突発的な事故であるか、それとも経年劣化であるか判断するのは保険会社なので、暮らしなかで損害が出たとしても、経年劣化だと判断されれば補償を受けることはできません。

経年劣化の例を見てみましょう。

● 塗料のヒビ割れ
● 床の擦り傷
● 畳の色褪せ
● 長年使ったテレビの故障

「塗料がヒビ割れているところに子どもがボールをぶつけて塗装が剥がれ落ちた」など、経年劣化が原因である部分に外的要因が加わった場合などは、適用対象外となる可能性もあります。
経年劣化か突発的な事故であるか自分で判断できないときには、まずは保険会社に相談してみましょう。

自宅外での破損や汚損は補償されない


破損・汚損の補償は自宅敷地内で発生した事故に限定されるため、敷地外での破損・汚損は補償されません。「公園でカメラを落として壊れた」「子どもが実家のテレビを壊した」などは補償対象外です。
敷地内だけではなく、敷地外でのトラブルにも備えたいのであれば「個人賠償責任保険」の付帯を検討しましょう。個人賠償責任保険は火災保険や自動車保険、クレジットカードの特約として付帯することができます。

個人賠償責任保険を付けておけば、次のようなトラブルも補償対象です。

● 子どもが買い物中にスーパーの商品を壊した
● 子どもが自転車に乗っていて人にケガをさせた
● 子どもが他人の家の窓ガラスを割った


個人賠償責任保険の被保険者となるのは、保険世帯主や契約者と「生計をともにする同居の親族、および別居の未婚の子供」なので、世帯主が加入していれば子どもも被保険者となります。
そのため、子どものいる家庭では、破損・汚損と同様に加入しておくと安心な保険です。


まとめ

子どもがいるなら要検討!火災保険に破損・汚損を付けるべき理由

事故やトラブルは、日常生活のなかで思わぬタイミングで起こります。特にお子さんが小さいうちには、少し目を離している間にテレビをおもちゃで叩かれた、リモコンをトイレに落とされたなど、想像もつかないことが起こるものです。

そのようなハプニングに備えるためにも、破損・汚損を付帯しておくと安心です。
お子さんの年齢や生活環境に合わせて、火災保険の特約について考えてみましょう。


著者(井本ちひろ)プロフィール

工業大学建築系学部卒業。
FP2級技能士。

キッチンメーカーで、キッチン、風呂、洗面、トイレのプランニングなど行う。
家づくり、水回り設備、エクステリア、火災保険、相続など、住宅にまつわる幅広い記事を中心に活動中
子育て中の母でもあり、主婦目線での貯蓄、資産運用なども得意。

ブログ「フリーランス主婦のあれこれ日誌」 






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