2022-10-24

グッドデザイン賞受賞! ulu#353196サンゴの塗り壁

住宅用建築・建具では沖縄県内初の受賞!!

この度、公益財団法人 デザイン振興会が主催する「2022年度グッドデザイン賞」において、
ulu#353196 サンゴの塗り壁がグッドデザイン賞を受賞いたしました。
住宅用建築・建具では沖縄県内初の受賞となります。

〇審査員評価ポイント〇
沖縄の珊瑚や瓦のリサイクル素材を使った沖縄産の製品である。死滅したサンゴを原料とするこの塗り壁材は、沖縄愛に包まれており非常に好感を持った。製品名の「うる」、死滅したサンゴや廃棄赤瓦のリサイクル、サンゴを育てる活動支援、人魚のイラストなどなど出てきたキーワードは全て商品説明の言葉たちで、ありきたりなそれとは違ったのが印象に残った。沖縄の自然を守り、沖縄文化をも伝える製品として、またサンゴ礁を保全する活動も製品のブランディングとして一貫しており評価の対象となっている。


【ulu#353196について】
 ulu#353196は風化・死滅したサンゴを原料とする、環境にも身体にも優しい塗り壁のブランドです。使用者に対して自然素材による安心感を与え、沖縄文化を身近に感じながら生活する住環境をもたらします。同時に、製品ライフサイクルの中にサンゴ養殖を支援する仕組みを盛り込んでおり、消費の循環によって沖縄の海の保全に貢献します。

【デザインが生まれた理由/背景】
「沖縄発のグリーン建材を開発したい」という想いから、サンゴ礁の岩石や土に着目。白化現象により死滅したサンゴが持つ微細な空孔を恵みと捉え、臭いや湿気の吸着除去に効果がある建材を開発しました。
原材料を選定する過程においては、風化造礁サンゴなどの自然素材をはじめ、廃棄された赤瓦での着色など、沖縄ならではのリサイクル材を積極的に採用し、環境負荷を考慮することで持続可能な社会の実現を目指しています。
また施工性にもこだわりを持ち、幾度となく試行錯誤を繰り返して開発したことで、既存の塗り壁材と同等の使用感を得ることができました。

ただ消費するだけではなく、サンゴ礁を保全することまで視野に入れており、SDGsとして「14.海の豊かさを守ろう」が掲げられる以前から継続して取り組んできました。お客様はこの塗り壁を建材として選択することで、新たな海の循環を生むことに寄与することができます。

パッケージはその循環を表現しています。イラストにはムーキーサトウ氏を起用し、綺麗な海の象徴である人魚をメインに、南国らしさをサンゴの輪によって表現、沖縄文化を感じられるデザインを目指しました。ちなみに製品名になっているulu。沖縄の言葉で「うる(ulu)」は「サンゴ」を意味します。
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