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2020-08-20

“彩木”が熱く感じにくい理由とは?他素材と比較して解説

木の表情と質感を持つ複合建材【彩木】のコラムサイトより、

「同じ表面温度でも熱さを感じにくいのはなぜ?」という疑問を、解説します。



熱さを感じるメカニズム
指先で触った時に熱さを感じるメカニズムは、その物体の蓄熱量と熱拡散率と、指先の熱容量によりきまります。
ウレタンは熱伝導率が低いため(アルミの1/3900)蓄熱しにくく、触った際の熱拡散率も低いため移動する熱量が少なく、素肌で触れても熱さや冷たさを感じにくいのです。

蓄熱量のシミュレーション
外気温30℃で、太陽光により表面温度が60℃まであがった場合の蓄熱量を彩木・木樹脂(PE+木紛50%)・アルミで比較してみましょう。
 

 
彩木は熱伝導率が0.06W/m・Kと低く、密度も340kg/㎡なので蓄熱量が少ないです。
一方、木樹脂は熱伝導率が0.38W/m・Kで、密度も1200kg/㎡あるため蓄熱量は彩木の5.6倍になります。
アルミに関しては熱伝導率が210.00W/m・K、密度が2700kg/㎡もあるので蓄熱量は彩木の6.3倍になります。

この結果、表面温度が同じでも蓄熱量が異なり、触った時に移動する熱容量が違うため、熱さの感じ方が異なるのです。


■35℃の日は暑いのに35℃の風呂は熱くないのはなぜ?

人の平均体温は35℃~36℃。なぜ同じ温度のお湯に入っているのにそう感じるのでしょうか?

①皮膚温度と体の深部温度の違い

人の体温は平均で35℃~36℃ですが、それは皮膚表面を測った際の温度です。人間の深部、(心臓や脳など)大切な臓器が詰まっている部分の温度は、おおよそ37℃~38℃と少し皮膚よりも高めです。
人間は恒温動物なので、外気の温度が変化しても、深部の温度は一定で変わりません。
お風呂の温度が35℃だとなぜぬるく感じるかは、この深部の温度を一定に保とうとするため、深部より低い温度のお風呂に入った時、奪われた分の熱を一生懸命作ろうとします。しかし、水は熱を奪う能力が高いので、体が熱を作ってもどんどん奪っていってしまいます。

これが、35℃のお風呂がぬるく・冷たく感じる原因です。

②水は空気の24倍

お風呂に入った時、すぐぬるく感じると思った方もいたでしょう。それについても理由があります。熱は必ず、高温側から低温側に移動します。 更に水は空気の24倍熱を伝えやすいので、あっという間に体の熱を奪います。だから35℃のお風呂に浸かると、すぐにぬるく感じるのです。

③お風呂はぬるいのになぜ気温35℃は暑く感じるのか

35℃の部屋に入ると、すぐに皮膚温は上がり始めまが、8分後くらいからは汗がどんどん出てきて、皮膚温は下がり始め、34℃くらいまで下がります。
つまり、35℃の部屋へ入ったときは、35℃の風呂に入ったときより、皮膚温は低くなり、それにより深部温(37℃~38℃)との差が大きくなり、暑く感じるのです。

(コラムより抜粋)

コラムでは熱について詳しく解説。
ぜひご覧ください。

▶▶ ウッドデッキ豆知識 「彩木が熱く感じにくい理由 他素材と比較して解説」
 
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製品紹介

ウッドデッキ【ハイブリッド彩木】
■優れた質感・寸法安定性、簡単メンテナンス ウレタン+アルミ複合材ウッドデッキ
■ハイブリッド彩木は優れた質感・寸法安定性・簡単メンテナンス。アルミ+ウレタンの複合材です。
 
 


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(出典:MINO株式会社)

あとがき
熱を感じにくい理由、お読み頂けましたでしょうか。生活の中でのふとした疑問、お風呂の温度の話は身近で想像しやすい話でしたね。
コラムサイトではその他にもウッドデッキ選びに役立つ話が沢山掲載されています。知識の有無で製品選びの観点は大きく変わると思います。
よりよい製品選びのため、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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