世界初の木造耐震・耐火シェルター「グラセーフ」

震災、火災などの災害時に、“在宅避難”が可能です


独自の木材不燃化技術をビジネスとする当社として、自社の技術を活用しながら<人々の貴重な命や財産を守る手助けという社会貢献の方法はないものか?>との使命感によって開発を思い立ったのが、この「グラセーフ」です。

【製品特長】
■家屋の倒壊や地震・火災にも強い、世界で初めての木造耐震・耐火シェルター(1時間耐火の構造)を独自のセルフネン(不燃化処理)技術によって実現。木造密集地域の大規模火災の延焼防止に貢献
■木造家屋内1階に設置します(建物の外でも対応可)
■既存の部屋の床を撤去し、家と分離して設置するため、地震時には木造家屋の強度には影響しません
■木造耐震・耐火シェルター内には生活設備の設置で2日ほど滞在可能
■不燃化処理しているため、防腐・防蟻・防カビ性も備えます
■大きさは和室6畳間を想定していますが、セミオーダー生産のためどのような部屋にも最適サイズで収まるよう製造可能です

【耐震・振動実験】
  
「グラセーフ」を国立研究開発法人土木研究所の三次元大型振動台に載せ、実際の地震波を再現しました。振動台の底盤と「グラセーフ」の屋根部に加速度変換機を固定して振動中の加速度データを収録した結果、加振台と「グラセーフ」の変位波形の相関関数が非常に類似しており、亀裂や損傷もないことが確認されました。

【耐火(1時間)性能試験】
ISO基準による1時間1,000℃の加熱試験で、外部温度が1,000℃に達しても室内側温度は最大でも外気温に対して4℃程度の上昇であり(40℃仕様も対応可)、生命や財産を1,000℃の炎から守れる防火性能を有しています。

【キーテクノロジー:セルフネン技術=延焼せず煙や有害ガスを抑える新技術】
セルフネン(CELL+FUNEN)とは植物資源であるCelluloseと不燃化技術Funenを組み合わせた造語です。木材にホウ酸などを用いた「セルフネン液」を特殊技術により含浸。木材の風合いはそのままに、延焼せず、有毒ガスを出さないという「燃えない」木材を開発。木塗り壁や和紙、繊維なども独自の技術で不燃化し、建築材の新たな可能性を切り開いています。

【商品仕様】
寸法             外部(幅2,900×奥行2,155×高さ2,315)  内部(幅2,570×奥行1,820×高さ2,010) mm
本体重量      約2.5~3.0t

■耐火構造部: (外部)厚25mm国産スギ積層材を不燃処理し、2枚を重ねて50mmの1時間耐火被覆層として使用
■耐震構造部:            
2層目          厚30mm+24mm国産スギ構造用合板を貼り合わせた耐力壁
3層目          不燃処理を施した厚50mm発泡スチロールを断熱層として使用
4層目          不燃処理を施した厚15mm国産スギ合板を使用
下部            耐震ゴム(上下・左右)
※セミオーダーのため下記は基本仕様。寸法など自由な仕様が可能です。
※改良のため予告なく仕様・サイズなどが変更される場合がございます。
 
壁面素材等の断面サンプル、シェルターの構造断面

【「グラセーフ」 ご利用の流れ】
■弊社に「グラセーフ」を発注ください。ご利用環境に応じて、オーダーメイドにて割り出された設置図面・寸法に沿って弊社では「グラセーフ」設置・組み立てに必要な原材料一式を生産し供給(卸売り)いたします。
そのうえで同所さんにより現地の指定場所での設置・組み立て工事を行っていただく形になります。

■販売パートナーを希望される工務店・設計事務所の方は、お気軽に弊社にお問い合わせください。
災害対策という社会利益に貢献しながら、新たな消費者ニーズに応えて収益アップと顧客満足につながります。

▼製品詳細はこちら

出典:株式会社アサノ不燃
あとがき 防災シェルターというと金属性を思い浮かべる方も多いかと思いますが、こちらの製品はなんと木造。
材料に使われている「セルフネン」の確かな不燃性がカギとなり、開発が可能になりました。防火性能が気になる方は、ぜひ製品詳細ページから燃焼実験の動画をご覧ください。驚きの結果を見ることができます!
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