ひび割れしない、目地不要のシームレスが美しい人工大理石模様の床材

株式会社吉村靖孝建築設計事務 ✕ 株式会社パーフェクト・ウォッシュ

建築家であり早稲田大学理工学術院教授でもある株式会社吉村靖孝建築設計事務所の吉村氏、そして共同設計の株式会社ナノメートルアーキテクチャー一級建築士事務所と、お施主様や設計者様のご要望に最大限お答えするフルオーダーメイドのテラゾー事業を行っている株式会社パーフェクト・ウォッシュのプロジェクトストーリーです。名古屋市の栄駅の地下街にある老舗店「鈴波」の店舗内の床やテーブルに「PCP-YYF工法シームレステラゾー」が導⼊されるまでのストーリーを語っていただきました。

< 株式会社吉村靖孝建築設計事務所 / インタビュー >
今回の施工対象は、魚のみりん粕漬で有名な鈴波という名古屋の老舗店で、店舗は物販と膳所で構成されており、いつも行列の絶えない人気店です。

▼2024年9月にリニューアルオープンした「鈴波 栄森の地下街店」の正⾯入口。
リニューアルにより座席数が18席から40席に。6ミリの鉄板が縦横に店内を駆け巡るこだわりの空間となっている。地下鉄「栄駅」直結。

▼パーフェクト・ウォッシュ様の「PCP-YYF工法シームレステラゾー」を店舗内の床やテーブルに採用。
店舗の区画形状は間口が広く、奥行きが狭いのが特徴で、地下1街通路と店舗の区画壁を普通に作ってしまうと、それだけで有効内法が100ミリぐらいは小さくなってしまいます。そこで6ミリの鉄板で壁を作ることにしました。そうすると鉄板は搬⼊や加工の関係から目地が出てくるため、なるべく壁以外の部分には目地をなくして広さや上品さを演出したいと考えました。



< 株式会社パーフェクト・ウォッシュ / インタビュー >
「PCP-YYF工法シームレステラゾー」は、お好みの骨材や下地の色味をご選定いただき、1つしかないデザインの人造大理石という名のテラゾーを現場で左官から仕上げる工法です。このテラゾーはラテン語でTerrazzoと言い、ヨーロッパの歴史的建造物の多くに使用されている工法です。
特徴としては、大理石の骨材に加え、ガラス、木材、貝殻、など様々な物を⼊れ込むことができます。過去の事例として、地産地消の観点からその地で廃棄されてしまう貝殻をこのテラゾーに⼊れ込みました。

▼テラゾーに入れ込んだ大理石の骨材、ガラス、木材、貝殻、などを左官職⼈により塗りつけます。

▼研磨作業の粗研ぎで製品の表⾯の大きい凹凸を取り除きます。

▼粗研ぎ、中研ぎ後、最終工程の仕上げ研ぎにより、1つしかないデザインを作り上げていきます。

弊社へのお問い合わせ時にテラゾータイルの様に目地が発生してしまわないような仕上げにしたいというご希望をお聞きしておりました。そこで私たちのPCP-YYF工法シームレステラゾーをご提案させていただきました。この工法には様々な種類の材料があり、使用用途や施工箇所によって使い分けることができます。そこで今回のプロジェクト予算に沿った材料をご提案させていただき、このプロジェクトを完遂することができました。また、この工法の強みでもある「デザインは自由自在」といった観点から左官後にガラスを巻くことをご提案させていただき、再生ガラスも追加のテクスチャとして増やすこととなりました。


◆吉村靖孝建築設計事務所様とのプロジェクトについて◆
初めての出会いはナノメートルアーキテクチャー様から弊社のホームページへお問い合わせをいただいたのがきっかけでした。現場のテラゾー仕上げをご希望されており、急ぎの案件であったため⾄急名古屋へお打合せの為お伺いさせていただきました。そこで吉村靖孝建築設計事務所の吉村靖孝様とご一緒にお仕事をさせていただく運びとなりました。
作業を始めるにあたり、懸念点がいくつかありましたが設計者様が親身にご相談に乗ってくださり早急にご対応いただきスムーズにプロジェクトを進めることができました。
このテラゾー工法の楽しさは何と言っても設計者様のイメージを形にして実現することです。
それは難しい事ではありますが、それよりも楽しさややりがいが大きく社員全員が更に成長できる素晴らしい機会を設けていただいた事に感謝しております。


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出典:株式会社パーフェクト・ウォッシュ
建材ナビ・スタッフからのコメント 「PCP-YYF工法シームレステラゾー」の強みはデザインは自由自在であること。上質な美しさを表現することもでき今までにない建築物を作り上げることが可能です。掲載した内容はインタビュー内容の一部になりますので、上記URLよりインタビューの詳細をぜひご覧ください!