風大地プロダクツの最新施工事例をご紹介!

様々な場所と用途でご使用いただける多摩産材「木べえさん」

【青砥駅リニューアル】
ウッドパネル/雨びつ



2025年3月、京成青砥駅のリニューアルに伴い、正面ゲートの上に壁面緑化パネルが設けられた。
この植栽の水やりは自動灌水で、駅舎に降った雨水が供されている。

その雨水を一旦貯めてポンプアップしているのは、駅舎の内装デザインと呼応した、多摩産ヒノキ材の雨びつ。


ヒノキ角材を繋ぎ合わせたパネルを、同じくヒノキの枠に嵌めて箱を作り、箱の内部にポリ袋を装着して貯水する構造で、前面パネルを外して配管とメンテナンスができる。


雨水は、雨びつ脇の竪樋から、濾過フィルターとオーバーフロー機能付きの雨水集水装置を使って取り入れる。


この雨びつは3層構造で、1層2層目は雨水貯水層、3層目は上水補給装置とポンプの配管スペースとなっている。

地元東京の木を使って、天然木のやわらかい景観を作るとともに、設置スペースに合わせてサイズ設定ができ、雨水の用途により入れ込む装置の選定ができることが、雨びつの強みである。

なお、この青砥駅の雨びつの元となっている基本ユニットを、単体製品として製作販売する。
縦リブデザインのヒノキタイプ、シンプルデザインの杉タイプ、それから、簡易な嵌め合わせ式の雨びつミニ、の3タイプ。


現在の試作品は四角柱ばかりだが、平たい直方体も用意する。
 
【東京都大島町】
強風地仕様 木べえさん
 

設置場所に合わせて、対風圧計算と補強仕様を提供。

東京の木を使った木べえさんは、都内23区と多摩地区の基準風速34m/sに対応しているが、強風地への仕様も、可能な限りデザインを損なうことなく提供する。

例えば、東京都大島町の基準風速は38m/s。
設計案では、42mm角材を使ったリバーシブルな縦格子フェンスだったが、強度面で限界に近かったため、補強仕様を提案した。


まず、支柱だけを42mm角から42×60mm角に変更し、しかも表側からは角材の違いがわからないように、前合わせの並びとした。

さらにベースとなるコンクリートブロックにも、400mmピッチで縦筋を入れることとなり、その縦筋と木製支柱がスペースを取り合わないように、木製支柱の埋設部を鉄丸棒に置き換えた。


結果、当初の設計案と同じイメージの縦格子フェンスが実現した。
臨機応変は木べえさんの強み!
 
【大阪・寺院】
目隠し木べえ



既設のコンクリートブロック塀や基礎の上に容易に設置できる、ストレートピン工法の木べえさん。

支柱角材の底面に鉄丸棒のピンが差し込まれており、コンクリートブロック塀や基礎の上にドリル開けした大きめの穴に、無収縮モルタルを充填して、ピンを差して木べえさんを立てる。


対応できる木べえさんの高さはおよそ1200mmまで。

ピンを差した支柱の間は、細格子、目隠しなど、自由なデザインにできる。


ストレートピン工法の木べえさんの強みは、設置が容易なことのほかに、寿命を迎えた際の立て替えも容易なこと。
木材の撤去ののち、残ったピンも切断除去し、元の位置からほんの少しずらして、新しいストレートピン工法の木べえさん再び立てることができる。

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出典:有限会社風大地プロダクツ
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