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2025-11-13

ドイツで開催の展示会「Formnext(フォームネクスト)」に出展!

SLS×セルロース=難燃で、建材の常識を変える。

UL 94 V-0相当のSLS製品サンプルを「FormNext2025」Farsoonブースにて展示予定!


FormNext2025は、アディティブマニュファクチャリング(積層造形)と次世代インテリジェント工業生産に関する国際製造加工技術専門見本市です。

今回FormNext2025に展示する壁面モデルは、アート作品であると同時に、商用利用を見据えた製品サンプルでもあります。
高級ホテルのエントランスや天井装飾、店舗の内装など、主に意匠性が求められる非耐力の壁面に向け、従来の成形手法の制約を外した“アディティブ造形ならでは”の形状を追求しました。
本作は、FES株式会社 代表・木村真束が大学卒業後も継続してきたアーティスト活動と、事業として現代彫刻作家作品の制作に携わり続けてきた実践から生まれた成果です。


SLS(選択的レーザー焼結)による精細造形を採り入れた本製品は、これまでディスプレー業界や立体造形業界が主に熱硬化性樹脂(FRP)に依存してきた流れから、熱可塑性樹脂へと舵を切り、環境配慮型のものづくりへ移行するための重要な一歩となる“試金石”と位置づけています。
材料設計の最大の特徴は、主成分がセルロースであり、その含有比率が第二成分であるポリプロピレンを上回る点です。カーボンニュートラルが求められる時代において、バイオ由来成分を主要構成とするこの配合は、有効な解としてのポテンシャルを備えます。さらに、本材料はUL 94規格においてV-0の難燃性能を有しており、意匠材としての安全性面でも特筆に値します。コスト面でも、難燃剤の使用量を抑えつつ、比較的安価なセルロースを最大構成要素として活用している点が優位性となります。

本研究は、FES株式会社を主たる実施機関とし、同志社大学および京都市産業技術研究所との産学連携で推進しています。
FES代表の木村真束はアーティストグループ「キュピキュピ」の創設メンバーとしての経歴を持ち、現在は立体物製造の現場で培った知見を産業側に橋渡ししています。また、関西美術造形協会の会長として、業界横断のネットワーク形成と新素材・新工法の普及にも取り組んでいます。

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【展示会概要】
会期:2025年11月18日(火)―21日(金)
会場:ドイツ・フランクフルト国際見本市会場「Formnext(2025)」
開催時間 :
1日目 9:00―18:00 業界関係者
2日目 9:00―18:00 業界関係者
3日目 9:00―18:00 業界関係者
4日目 9:00―16:00 業界関係者

ブース番号:Hall11.0,E11 FarsoonTechnologies Co., Ltd

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【サンドプリンター】


 
不可能を可能に変えていく、砂で切り開く新たな可能性「サンドプリンター」だからこそ可能にする不燃立体物の作成致します。
不燃装飾は、通常、石膏やコンクリートで作られ、必ず原型や型を作らなければなりません。
ですが、サンドプリンターを使用することで、直接不燃立体物を造形することが可能になります。
もちろん鋳造用にも使用できます。短納期でかつ高密度な形状もご相談ください。

■バインダージェッティング
断面形状に合わせて樹脂を噴射し造形を行う『バインダージェッティング』により砂を主材とした3Dプリンターを使用しています。
バインダージェッティングは、高レベルな精度で複雑な造形を作成することができます。
プリンターは3Dデザインを認識した後、高精度のノズルで0.3㎜ごとに断面形状を重ねて印刷します。バインダージェッティングは高温を必要とせず、室温で急速に凝固するフラン樹脂を使用しています。

■再生可能な資源
プリントに使用するフラン樹脂は、サトウキビ、トウモロコシの皮、もみ殻等、植物の再生可能な有機資源を原料とするバイオマスプラスチックから作られた樹脂です。

■持続可能性
持続可能性は立体造形物を製作する上で考慮すべき重要な要素であり、海外原料は使用せず地域の供給源から砂を調達することで二酸化炭素排出量を最小限に抑えることに貢献しています。
3Dプリント製品は高価だと考えられていますが、バインダージェッティングは、余分な材料を再利用して無駄を最小限に抑えるため、他のプロセスよりも最大40%経済的です。
他の3Dプリント技術のように、生産プロセスで材料を燃やしたり溶かしたりせず、低エネルギー生産を可能にするバインダーベースのプロセスを採用しています。

■不燃性
サンドプリント製品は不燃性認定を受けるためのテストをしており、準不燃基準はほぼクリアできる性能を発揮しています。
そのため2次曲面はもちろん、3次曲面などの特殊な建築物を作成する建築材料として使用することも可能です。

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TEL: 075-585-4355 / FAX: 075-334-9191