快適性と安全性を目指して、居住環境に新たな価値を創造する。

加藤：私たちオイレスECOの主力製品はもしもの火災の際に避難するための時間を稼ぐ排煙換気窓用開閉装置「ウィンドウオペレーターⓇ」であり、この度のコロナ禍では換気のために全国各地で多く使用されました。

今回一押し製品としてご紹介したいのは、弊社近江工場で製造している製品、住宅の窓の外に取り付ける外付ブラインド「ブリイユⓇ」です。本製品は30年も前に開発され今まで累計10万台以上の出荷をしてきた製品です。新築時でもリフォーム時でも設置できます。
また、台風のある日本の四季を配慮して頑丈に作られており、その用途は多岐に渡ります。

最近、新型コロナ感染防止のための換気時にブラインド状態で使用したいというご要望や、物騒な事件が多く起きるため、「侵入への抑止力」としてお問い合わせいただくことが増えたのは、頑丈な本製品だからこそです。今まさに時代とマッチしていると自負しています。
よく比較されるシャッターに比べてしまうと高額製品ではありますが、多くのメリットや様々な用途で使用可能なので、ご満足いただけると思います。時にはシャッターのように堅牢で、時にはブラインドのように気軽にお使いいただけます。

ブリイユⓇは私たちにとって最も身近でクリーンなエネルギーである太陽光と上手に付き合うことができる製品ですので、夏場は特に室内における体感温度が変わり、空調負荷の低減にも寄与します。長い目で見ていただくと「設置してよかった！」と実感いただけるでしょう。

加藤：オイレスの製品はトライボロジー（摩擦・摩耗・潤滑の技術）とダンピングテクノロジー（運動エネルギーを減衰する技術）が基となっています。つまり「ものを動かすことが得意な会社」です。

私たちはお客様のご要望、お困りごとに寄り添い、市場創造型の研究開発メーカーとして、日々取り組んでいます。製品のすべては使用者の快適性、操作性、安全性など配慮しつつ、厳しい目で繰り返しデザインレビューを行い量産化されていますので、お客様の満足度が高いところに自信があります。

加藤：外付ブラインドはヨーロッパでは当たり前のように家々の窓に設置されています。私たちは今後、このブリイユⓇを日本国内でも普及するよう広告宣伝・商流の工夫や製品改良・開発に力を入れて活動していきます。また、IoTを導入して住宅全体の省エネ、脱炭素に貢献できるような製品に成長させたいと考えています。

コロナ禍には温泉旅館で露天風呂つきの客室が人気であったと聞きます。プライバシーを守りながらも景色を眺めることができる「ブリイユJ」モデルの特注仕様が本用途で採用される機会が増加しました。
お客様のご要望に合わせてカラーはもちろんのこと、「音鳴り防止」「誰もが簡単に操作できるハンドル形状」など、それぞれカスタマイズしたものを納入しています。

ペットと暮らしている方が換気や飛び出し防止のために設置されることはこれまでも多くありましたが、猫ちゃんがいつでも外を眺めたり、外の匂いを嗅げるように設置してあげたい、というご要望は初めてでした。こちらは既存住宅への後付けで設置させていただきました。