建築何でもQ&Aチャンネル

この質問は解決済です。
2007-06-15 10:43:59
フローリングの張替え
あじさい さん
マンションの床をカーペットからフローリングに張替えを検討中です。
マンションのリフォームに関する規約書を見ると、
「フローリングに変更する場合、フローリング材をL40に指定する事」
と書かれていました。[L40]というのは、なんの事ですか?
回答
回答数
6
【回答1】
設施士 さん
「L40」は遮音性能の等級を表します。
「L」は床衝撃音のうち「軽量床衝撃音」を表し、スプーンを落とした時の
比較的軽めで高音域の音をいいます。
「L-40」は足音がかすかに感じる程度、
集合住宅では気配を感じるが気にならない程度を表します。
【回答2】
新築住宅 さん
はじめまして、あじさいさん。集合住宅における軽量床衝撃音の防音規定は多少のバラつきはありますが、平均するとL45値くらいだと思います。カーペット敷きをフローリングにする場合、遮音タイプの合板フローリング材を使った上で、下地に軽量床衝撃音を吸収するグラスウールや遮音シートといったクッション材を使います。この場合床の上を歩くと柔らかい感触となります。最近は、遮音効果の非常に高い緩衝素材により、無垢フローリングを使っても決められたL値をクリアできる製品も出ています。将来の騒音トラブルを避けるためにも、慎重に業者を選定され、規定値をクリアされることをお勧めします。
【回答3】
あじさい さん
短期間の間に、回答を二つも頂いてうれしいです。
L40とは床材の遮音性能の事だったのですね。
うちのマンションでも、時々騒音問題で住人から管理組合にクレームが入っているようなので床材の選択も気をつけて選ぶ必要がありますね。
また、無垢フローリング材でも、遮音効果のある商品があるとの事。普通のフローリングはちょっと・・・と思っていましたので早速、調べてみたいと思います。
有難うございました。
【回答4】
woody さん
無垢フローリングそのものでL値をクリアーするものはありません。床材の裏面にクッション材(緩衝材)を接着剤で貼り付けて遮音性能を出すか、プラス床材の裏面に切り込みを入れて遮音性能を出すやり方などがあります。しかし実際に45などの性能を出すのはかなり至難の業になります。あとは、浮き床(二重床)と言って床面に足をつけて底上げしてやるやり方などがあります。その場合、どんな床材を使用しようが大丈夫です。
【回答5】
新築住宅 さん
あじさいさん、woodyさんのご指摘の通り無垢材そのもので遮音効果を出す商品は無いはずですよ。あくまでも優れた遮音材の技術によるものです。あと集合住宅の場合、天井高により浮き床工法が難しい場合が多いかもしれませんね。L40はかなり厳しい基準ですからね。
【回答6】
あじさい さん
woodyさん,新築住宅さん,回答有難うございます。
L値をクリアする為にはフローリングの素材によるものではなく、優れた遮音材や工法の問題なんですね。新築住宅さんがおっしゃるようにマンションなので浮き床工法は無理でしょうから、確かな技術のある業者を選択するべきですね。
騒音問題は集合住宅に住む以上、必ずついて回る事なので、慎重に工事の依頼先を選ぼうと思います。
大変参考になりました。本当に有難うございました。

■オススメピックアップ製品