【studio acca✕杉孝メトログリーン】ドラマティックに共用部を出演するメンテフリーの「緑」

studio acca： プラチナテラス・ロイロは、下井草の駅から徒歩10分程度の住宅地にある賃貸マンションです。地域性を考慮して、ファミリータイプを中心とした高級賃貸マンションにしたいと言うのが、施主のご要望でした。
ちなみに、このマンションの施主とはすでにいくつかのマンションを設計させて頂いていて、この『ロイロ』と言う名前は、黒い外観から着想を得て、日本の伝統色である黒漆の濡れたような深く美しい黒色を示す『呂色』から得ました。

このマンションでは、高級賃貸マンションとしての利便性、機能性に加え、計画中がコロナ禍だったこともあり、生活スタイルの大きな変化である非接触性を考慮しました。特に非接触性にはこだわり、建物の前に着いてから家の玄関にたどり着くまでに、エレベーターも含めて、一切何も触ることなく家に入れるようにしました。

もうだいぶ計画がまとまってきた段階で、施主から共用部で緑を感じられるようにしたいと要望がありました。一般的に、賃貸マンションではメンテナンスの必要な植栽を多くすることは、あまり好まれません。しかも室内の共用部となりますと、レンタルグリーン等で対応するしかなく、ダイナミックな植栽の演出も難しい。その際、施主からお店とかで使用しているフェイクグリーンは使えないかと相談がありました。正直言って、『樹脂の枝と葉っぱだろう…』とあまり気乗りはしなかったのですが、色々と調べました。
ところが、当初は樹脂製の偽物と言うイメージが強かったのですが、最近は本物に良く似た商品も増えているのだと知ることが出来ました。

杉孝メトログリーン： 造花・フェイクグリーンを使用した壁面緑化パネルです。サイズは、設置場所にあわせて、製作しております。使用する造花やフェイクグリーンの種類はお客様のイメージに合わせて、選定し、デザインをさせていただいております。
パネルの下地も現場に合わせて、ベニア板・トリカルネット・SUS金網の3種類をお選びいただけます。また、本物の植物と違い、潅水・植物の剪定はいりません。メンテナンスは簡単です。