STORY
プロジェクトストーリー
- 掲載:2023年07月01日 更新:2024年09月05日
//= $nameTitle ?>西陣織が奏でる光のグラデーション。インテリア際立つ究極のファブリックパネル
- 株式会社サム・メイヤー
- 代表
染谷 好信 - 千葉県流山市名都借1103
-
「山口様には、構図の変更や細かな微調整もすぐに対応していただきました。」
株式会社 サム・メイヤー代表。建物全般におけるコーディネートに従事。主に医療・福祉施設や保育園といった案件に携わっており、設計事務所に対してアドバイザリーを行う。
- 株式会社加地織物/KYOGO
- インテリア事業部
山口 麻衣 - 京都府京都市上京区近衛殿表町173
TEL:075 414 9502 - https://kyo-go.com/
-
「ご要望を伺いながら、いくつかのパターンをご提案させて頂きました」
インテリア事業部所属。アートやファッション業界で働いた経験を活かし、西陣織の可能性を広めるべくKYOGOでしか作れない優雅で感動を生むインテリアファブリックを製作、ご提案しています。
150年以上前に創業した西陣織メーカーである加地織物が、西陣織の可能性を広めるべく立ち上げたインテリア向け西陣織ブランドKYOGO。そのインテリア事業部の山口氏と、医療・福祉施設や保育園といった案件に対して数多くの施工を行っているサム・メイヤーの染谷氏とのプロジェクトストーリー。老人ホームの入居者様に、心地よさと癒やされる空間を提供するために、両者で創造してきたことについて語っていただいた。
サム・メイヤー(設計事務所)
今回の設計におけるコンセプトをお聞かせください。
染谷:
今回の設計におけるコンセプトは、和風を肌で感じられる老人ホームとしました。
入居者様が、入居中、どの空間においても、落ち着き、心地よさを感じられることと癒やされる空間を目指して計画しております。
KYOGO様の製品を採用された決め手は何だったのでしょう?
染谷:
KYOGO様の製品は、純和風をベースにしたデザインをを踏まえた上で、純和風にも、モダン空間にも合うデザインになっている所が、私たちが採用した一番の理由です。また、デザインの種類が多いことも利点の一つです。
他の製品との比較検討はいたしましたが、KYOGO様の製品が一番、空間に合うデザインだと思いましたので、採用させていただきました。
施工の際に留意した、または苦労したところなどはございましたか?
染谷:
西陣織という製品の製造過程において、どうしても、製品の幅に制約が生じてしまう為、どのぐらいのサイズが空間に映えるのか、構図はどのようにとるのが一番見栄えがいいか、を一番に留意して考えました。
KYOGO様には、何度も構図の変更をお願いしたり、細かな微調整もお願いいたしましたが、その都度、すぐに対応していただきました。
完成後に施主様からのご感想などはございましたか?
染谷:
皆様、西陣織というものを間近で見る機会は、そう多くはないので、間近で見ていただく機会が増えたことは、よかったと思います。
KYOGO様の西陣織を採用して、空間に華やかさが加味されたことと、建物の品格やグレードを上げることができたことに大変満足しています。
また、機会がございましたら、KYOGO様の製品を採用したいと思います。
KYOGO(メーカー)
今回、サム・メイヤー様に採用された製品について教えてください。
山口:
経(たて)糸と緯(よこ)糸が織り成す立体構造によって煌めき浮かび上がる自然を表現したシリーズの中から、光を浴びて闇夜に幻想的に浮かび上がる夜桜を表現した製品です。織物ならではの銀糸による光のグラデーションが印象的で静かな中にも力強さのあるデザインとなっています。
IBUKI003 (silver & white)…経(たて)糸と緯(よこ)糸が織り成す立体構造によって煌めき浮かび上がる自然の数々を表現。時に活き活きと壮大に、時に清らかで神秘的に、生命の'息吹(いぶき)'が聞こえてくるような織物素材。
サム・メイヤー様とコラボに至った経緯を教えて頂けますか。
山口:
サム・メイヤー様より「建材ナビ」を通して資料請求をいただいたのがキッカケです。
製品納入の前に、施主様、またはサム・メイヤー様からのご要望などありましたか。
山口:
IBUKI003のデザインを2枚のパネルにし、空間を活かして1枚の絵画に見えるようにしたいとのご要望でした。ご要望のサイズにするには、元の製品サイズ(H2200㎜×W2880㎜〈H2200㎜× W1440㎜ × 2pieces〉)から切り取る必要があったので、ご希望を伺いながらいくつかのパターンをご提案させていただきました。
貴社の製品へのこだわりなどをお聞かせください。
山口:
西陣織の中でも金襴と呼ばれる分野で伝統的に受け継がれてきた技術と、日々研究している新しい技術とを融合させることで、唯一無二の織物を制作しています。中でも先染め織物特有の立体構造を活かし、見る角度や光の当たり方で大きく表情を変えるデザインや滑らかなグラデーション、奥行き感のある細かな表現を得意としています。またゼロから完全オリジナルの西陣織ファブリックを制作するオーダーメイド生産も承っています。ご希望に合わせたデザインを弊社専属デザイナーからご提案することが可能です。
貴社の今後の展開、または将来の展望などをお聞かせください。
山口:
これまでは今回サム・メイヤー様にご発注いただいたようなファブリックパネルや壁紙を主軸として展開しておりましたが、今後は商業施設や公共施設でもご利用いただける摩耗強度のある椅子・ソファの張地など、インテリア製品の幅を広げていきたいと考えています。また日々研究を重ねることで弊社にしかできない織技術・生地開発を行い、提供することで「加地織物/KYOGO」を世界に通用するインテリアファブリックブランドにすることが今後の展望です。
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