天井材

天井材は、天井下地と天井仕上げの2つの工法で構成されており、住宅用、ビル用、オフィス用など使用場所によっても変わってきます。 建物の上を見上げると見える素材のことを仕上げ材と呼び、内装デザインにも関わってくる仕上げ材には、様々な種類が用意されています。

天井材は、天井下地と天井仕上げの2つの工法で構成されており、住宅用、ビル用、オフィス用など使用場所によっても変わってきます。 建物の上を見上げると見える素材のことを仕上げ材と呼び、内装デザインにも関わってくる仕上げ材には、様々な種類が用意されています。

一般的な天井仕上げ

木造で構成されている天井下地にせっこうボード(プラスターボードとも呼ばれます)を 直貼りし、その上に仕上げを施していきます。 工法としては。塗装、クロス張り、パネル貼り、化粧板など現場に合わせた 素材を使い内装を完成させていきます。 下地で気をつける事は、せっこうボードの重量に耐えるように、 木造下地の構成もしっかり野縁(のぶち)、野縁受け、天井が垂れないように吊り木などを張り巡らし、構造を強くしていきます。仕上げ材で覆ってしまうので、外からは見えないからこそ、大切にすべき箇所です。

天井もデザインにこだわることで雰囲気が一新

壁面と違って、オリジナリティが出にくいのが天井デザインでしたが、 今では天井照明という言葉とともに、設計の段階から照明の埋め込みや 光の演出を考えたり、 装飾パネルを使ってレリーフのような彫刻模様も人気で、住宅では疑似木の梁を 天井演出で使うデザインもよく見ます。軽量素材のFRPやEPSで装飾を施せば、 天井への重量負担も抑えながら重厚感あふれる内装が出来上がります。 クロスや化粧板も選べるカラーの種類が増えまずが色選びから始めてみては。

天井材には、さまざまな性能や機能のものがあります。例えば、音が響くのを抑えるなら吸音効果の高いものがよく、広いリビングには最適です。 家を新築したとか、リフォームしたときに部屋に入ると気分が悪くなるというシックハウス症候群対策としては、シックハウス症候群の原因となりかねない有害物質であるホルムアルデヒドを吸着・分解する天井材だと安心です。 余分な冷暖房のコストを抑えるなら断熱効果のある天井で快適な住空間を、防火を考えた燃えにくい天井材も安心です。住まいを快適に暮らせる湿度へ調節する調湿性能があれば夏の湿気、冬の乾燥対策になります。 匂いの化学物質を吸着してくれる消臭機能の天井材もあります。 また、材質としては、パネル状のもの、化粧板のもの、大型構造物に使用される膜(膜天井)などは軽量で天井落下対策として注目されています。 共同住宅やビル、大型施設などの天井材としてよく使われるスパンドレルは、アルミの軽量性を活かした空間の天井材です。
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