国土交通省認定準不燃材料【木毛セメント板】

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グリーン購入法指定建材
木毛セメント板(もくもうせめんとばん)とは、リボン状に細長く削り出した木材をセメントペーストで圧縮成型した建材です。木毛セメント板は関東大震災後、塗り壁の下地材用の建材としてドイツから輸入され使用されるようになりました。木毛セメント板が震災の復興物資として使用されるようになったのは、関東大震災では建物の倒壊による死者数よりも震災時に発生した火事による死者数が圧倒的に多かった為、耐火性がある建材が必要とされたからです。

ヨーロッパでは、それより遙か以前から多く使用されていましたので、100年以上の歴史を持っています。
当社では、100年前に使用されていた木毛セメント板の当時の様子が分かる情報は持ち合わせておりませんが、数々の実験などで長寿命であり、いろいろな性能を持つ建材であることを確認しております。

■「木・水・セメントのみ」で作られたホルムアルデヒド告示対象外建材
人体に悪影響を与える危険があるクロルピリホス系の防蟻剤や防腐剤の混入の可能性のある建築廃材、アスベスト、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドが含まれる接着剤などの材料は使用しておりませんので、居室の内装仕上げや天井裏等にシックハウス対策に係る規制を受ける事なく使用できる建材です。

■国産ヒノキの間伐材を100%使用
アスベスト、防蟻剤、防腐剤の混入の可能性がある建築廃材は全く使用していません。
製造過程でも、それらの端材や当社製品をリサイクルして自然資源を無駄にしない効率的な利用を図っており、信州リサイクル製品認定、間伐材マーク認定、合法木材供給事業者認定を受けております。

■木材腐朽菌による質量減少率0%
防腐剤を使用していない木毛セメント板が木材腐朽菌に食べられるか、つまり「腐る」かということについて京都大学木質科学研究所に依頼して試験を行いました。試験の結果、対照材のブナ辺材の平均質量減少率が26.7%(オオウズラタケ)、37.0%(カワラタケ)だったのに対し、当社の高圧木毛セメント板(TSボード)はいずれも0%という結果になり、木材腐朽菌に対してとても高い耐朽性を持っている事が分かりました。

■シロアリの食害を受けない高い耐蟻性
木毛セメント板は防蟻剤を使用せず、木を原材料としていることから、シロアリの食害を受けるのではないかと考え、京都大学木質科学研究所に依頼して防蟻効力試験を行いました。試験の結果、対照材のスギ辺材の平均質量減少率が23%、平均死虫率が3%だったのに対し、当社の高圧木毛セメント板(TSボード)は平均質量減少率が0%、死虫率が23%という結果になり、シロアリの食害に対して高い耐蟻性を持っている事が分かりました。

■呼吸する建材「木毛セメント板」
木毛セメント板は昔から呼吸する建材と言われ、湿度が高い時には吸湿し、湿度が低い時には放湿して、部屋の湿度環境を整える性能があると言われています。
そこで、どの程度の吸放湿性能があるのか測定する為に、測定器を用意し測定しました。試験はJIS A 1470-1に規定する中湿域(53%~75%)という変化が現れにくい厳しい領域で行いました。試験方法は、JIS A 1470-1「湿度変動による吸放湿試験法」に準じて行い、木毛セメント板250mm×250mm×25mmの試験体を湿度69%温度23℃で養生し、試験体重量が安定した後、温度は23℃一定のまま、湿度75%と53%を24時間毎に切り替え、48時間で1サイクルを4サイクル繰り返し測定し、4サイクル目の吸湿量、放湿量及び吸放湿量の差から吸放質性能を算出しました。

■幅広い吸音率に対応
放送スタジオやコンサートホールなどの残響時間の調整に利用する場合において、各周波数ごとに与えられる吸音率の要求値は重要です。
木毛セメント板は厚みや表面の加工を変えたり、複合板として使用するなどして、幅広い吸音率に対応する事ができます。
また、吸音性だけでなく、耐火、耐朽、断熱性能など、内装材としての性能も兼ね備えています。
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