建材ナビ 設計士

設計士 建築デザイナーを中心とするプロフェッショナルの方々へのインタビューを掲載!
プロの設計士の考え、仕事のスタイル、アドバイス等のお話を伺いました。

建材ナビ 設計士

設計士インタビュー
【THE SPACE DESIGN】では、これからの住宅や商業施設における設計、デザインの動向を
知り、そこで使用されるさまざまな建材アイテムの方向性を探るため、
設計士 、建築デザイナーを中心とするプロフェッショナルの方々に取材してまいります。
株式会社創都設計
TOPページに戻る


省エネルギーや総エネルギーを考え、次世代に繋いでいけるような空間づくりに求められるものとは
アトリエ バウ 1級建築士事務所
代表取締役社長
中尾 忍(Shinobu Nakao)

1 級建築士 大臣登録320674 号
Profile
1975 年 愛媛県松山市生まれ
1999 年 九州産業大学工学部建築学科卒
1999 ~ 2003 年 ㈱具志堅建築設計事務所(沖縄県)、
           ㈱越智アトリエ(沖縄県)
2004 年 アトリエ バウ建築設計事務所設立

出版物 : ATELIER BAU 作品集 Collection 2004 ~ 2009
      「ちょっと気になる家づくり。お話しませんか」
アトリエ バウ 中尾 忍

※ 画像をクリックすると拡大でご覧になれます。
さまざまなタイプの建築家、設計事務所がそれぞれのコンセプトで住まいの設計に取り組まれていますが
中尾先生の設計のベースとなるコンセプトと、設計に対する独自の方針があればお聞かせ下さい。
 
  家づくりを初めて検討するお客様は、結婚して間もない30 代のご夫婦が多いのですが、私たちの『アトリエ バウ』の特徴は、30 代の1 級設計士が直接、お客様と打合せ、図面作成、申請書の代理申請、工事監理、営業等を行っているという点です。お客様と同世代の建築士が、最初の打ち合わせから引き渡しまで担当しますので、住まいにおける希望のライフスタイルなどに応じた、細かい要望や意思の疎通も比較的スムーズに運びます。もちろん、建ててからのお付き合いの方が長いですので、気軽に引き渡し後もメンテナンスなどありましたら対応しています。

また、私たちの設計事務所は大きな会社として住宅・建物を作っているわけではありませんので、お客様が負担する人件費が少なくて済みます。(大きな会社では、社内で営業マン他、何人もの人が分担して作業をしていますので、人件費、営業費、広告費等、その他の費用が掛る原因になっています。)建築コストを最低限に抑えるために、お客様に代わり、プロの設計士が直接工事会社に交渉、調整等を行い、予算に合わせた家づくりをサポートしています。地元の多くの設計事務所・工務店・建築会社さんは設計施工のスタイルです。その場合、材料のコストが適正な価格であるか、構造や仕上げが図面どおりに工事されているか等、一般の方々が確認しにくい部分があります。私たちは、客観的な第3 者の立場で、見積額や工事の内容が適正であるか、工事が始まると現場もお客様に代わり、毎週訪れながら確認、記録、指導しています。お客様には一番良い条件でご契約して頂きたいと思っています。また、完成引き渡し後に本当に満足していただける家づくりを心がけています。

 
 

先生が得意とする設計ジャンル、および設計におけるモットーとは何でしょうか。
 
 住宅・デザイナーズマンション・老人ホーム・テナントビル・工場等、ジャンルなく扱っています。
住宅設計は特に昔から好きな分野になりますので、いろんな話をしながら楽しく家づくりの設計をさせて頂いています。
依頼主の皆様のそれぞれの空間のニーズに対して、クリエイティブでセンスのある提案と、心をこめた家づくり・建物づくりをモットーにしています。
また、お客様に対しては、「オリジナリティのある家づくり」と「スタイルのある家づくり」をお勧めします。海を見ながらお風呂に入りたい。中庭のある家が欲しい。別荘のような家がいい。シンプルでスタイリッシュな家がいい。家づくりの打ち合わせをしていると、依頼者の要望がわかります。
それぞれの特徴をしっかりと受け止め、限られた敷地面積とコストの中でシンプルでありつつも、依頼者の要望を確実に生かした家づくりを心掛けています。
また、ご家族の皆さんの考え方も大切です。いろんな雑談もしながらお話を伺っています。

 
 

これから、戸建住宅を建てようとしているユーザーの方へ、建築家に相談する上での心構えなどについてアドバイスをお聞かせ下さい。
 
 人生の中でも一番高い買い物なのに、ハウスメーカーの話を聞きながら、住宅については選択肢がないからとあきらめていませんか?
住空間は生活のベースです。いちばん落着ける場所、心地よい空間でなくてはいけないのに・・・。
施主はもっとわがままになっていいと思います。設計側にも自分の希望やイメージをどんどんぶつけた上で、いろんな発想を設計側に出してもらい、選択肢を大きく広げましょう。そのうちに、今まで気づかなかったけれど、これだ!と納得できるプランが必ず見つかるはずです。
ご自身とご家族の生活自体を、楽しめる家づくりを行うことが大切だと考えます。
先生が将来的に、こんな設計を手掛けて見たいと意欲をお持ちのジャンルがあればお教え下さい。
 

 
 
 
 


 私が、日頃音楽が好きなのがきっかけで、収録スタジオのあるライブハウスを最近設計いたしました。 これからももし機会があれば、小さくてもクラシック等の音楽ホールの仕事がしてみたいと思っています。 音楽家の方の家のように、住宅のリビングに楽器があって、小さなホールになっているもの素敵ですね。
■ 施工事例
 I 邸は瀬戸内海の夕日をパノラマで眺めることができる。
敷地は公園に面していて、3 角形の形状をしている。そのため限られたスペースを有効に活用することが求められていた。
建物の形は敷地が3 角形であるため、スペースを最大限に有効活用するため3 角形の形をしている。正面のファサードは海が見える方向ということもあり、開口部を端から端まで設け、窓から見える海の景色を巧みに取り込んでいる。
建物は外部が白い壁で内部はコンクリート打放し仕上げとしている。構造はコンクリート壁式工法(ルート1)を採用。建物の構造部(スケルトン)を意匠として採用していることにより、ローコストで高強度のコンクリート住宅を実現している。