建材ナビ 設計士

設計士 建築デザイナーを中心とするプロフェッショナルの方々へのインタビューを掲載!
プロの設計士の考え、仕事のスタイル、アドバイス等のお話を伺いました。

建材ナビ 設計士

【THE SPACE DESIGN】では、これからの住宅や商業施設における設計、デザインの
動向を知り、そこで使用されるさまざまな建材アイテムの方向性を探るため、
設計士 、建築デザイナーを中心とするプロフェッショナルの方々に取材してまいります。
沖縄の原風景を採り入れたサスティナブル住宅とは
シンクロアーキテクツ一級建築士事務所
代表  仲吉厚志
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シンクロアーキテクツ一級建築士事務所  仲吉厚志
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◆ プロフィール
1988年 東海大学工学部建築学科卒業
1911年 ICSカレッジオブアーツ卒業後、インテリアデザイン会社に就職。
その後複数の建築設計事務所勤務を経て
シンクロ設計を設立。
住宅、飲食店、街並み計画、都内音楽録音スタジオ、ODA等の計画など、分野を選ばず設計デザインに幅広く携わる。

◆ 主な実績
練馬の住宅、小金井の住宅、新橋の共同住宅、某ミュージシャン個人スタジオ、
某ミュージシャン録音・リハーサルスタジオ、石垣島の住宅 ほか

◆ 入賞・掲載歴
第27回セントラル硝子国際デザインコンペ入賞(1992)
主婦の友社 プラスワンリビング 2002年 NO.20 8月号 練馬の家掲載
ブルータス 2004年 1月15日発売号 新橋共同住宅 掲載
プロフィールUNDER
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この度の東日本大震災で、被害に遭われた皆さまには心よりお見舞い申し上げます。日本列島を襲った未曾有のこの災害から、1ヵ月以上経過した今なお、遅々として進まない災害復興に、被災地の皆さまのご心労は如何ばかりかとお察しいたします。今こそ、国を挙げて、国民を挙げて全力で復興のためのお手伝いをするべく日本中が心をひとつに、それぞれができることを実践して参りたいものです。

今回のスペースデザインでは、住み手が自然と上手く付き合える「住まい」をテーマに、ご自身の故郷である南国「沖縄」の原風景と都会のモダン建築との融合を表現する建築家、仲吉厚志氏にお話を伺いました。
※ 画像をクリックすると拡大でご覧になれます。
仲吉先生の最も得意とする、設計またはデザイン分野はございますか?
一般住宅、店舗、音楽録音スタジオなど幅広く手掛けています。木造、鉄骨造、RC造と構造を選ばず、予算や状況に対応して柔軟な提案を行います。自然素材を用い、素材の対比で空間を表現しつつ、夏を快適に過ごせる家を設計するのが持ち味です。


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石垣島の住宅
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カフェ
設計・デザインされる上で、お客様からの要望、注文などが出ると思いますが、どんな内容が多いでしょうか?
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初台のリノベーション
狭小敷地にできる限り広く住宅を建てたい、開口部を前後の開閉ではなく引戸にしたい、キッチンは対面キッチンで、などというご要望をよくいただきます。変わったところで、最近では花粉対策のための室内干しスペースがほしいなどというご注文もありました。たとえ、難しい注文でもその奥にあるバックグラウンドを理解する事によって解決方法はいくつか提案する事が出来ると考えています。

 ◆一般ユーザーさんに対して良い家を建てるために設計士として何かアドバイスがあれば教えて下さい。
まずは家族間でこれから10年~20年の人生設計の話し合いを持つ事ではないでしょうか。
今まで請けた設計・デザインの仕事の中で、先生ご自身が、興味が持てた・非常に面白かった、やりがいがあったなどと思われた案件はありますか?それはどのような内容でしたか?
私の生まれた沖縄(石垣島)で住宅の設計を初めて行ったときです。 地元出身の私でも建築を取り巻く環境(気候・インフラ・人々)が東京とはことごとく違い、苦労もしましたが、改めて建築をしているという意識に立ち返る事が出来ました。
住宅または店舗の設計・デザインをする上で今までメーカー製品で最も便利だった、または素晴らしい製品だったと思われた物は何かありますか?
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ハーフユニットバス
素晴らしいと思った製品は、ハーフユニットバスですね。どうしても、木造に使う浴室はコストや防水の関係でユニットバスが多く、それまでは既製品に頼っていましたが、そのハーフユニットバスを使う事で浴室にもデザインの可能性が増えました。
設計士・デザイナーとして、建材を開発・製造し提供されるメーカーさんへのご要望・注文などありましたら是非お伺いしたいのですが。
金属は金属らしさ、タイルはタイルらしさ、石は石の素材の質感を損なうことなく、その素材の良さを引き出した製品つくりをお願いしたいと思います。
建築素材は、先生が設計する上での大切な要素であると伺いましたが、これまでご使用になったもので特に気に入られた材料というものはありましたか?
私は、素材を求めてパリに渡航するなど、素材の調達ルートの開発なども積極的に行い、リノベーションやリフォームにおいては、設計と施工の両方を行うことで、施主の負担を抑える工事を心がけています。
これまで使用した材料で気に入っている物は、石垣島の住宅※①、長野ハウスで使用した石タイル※②です。天然物の素材感に勝るものはありません。
また、天然石で出来た洗面ボウルに照明を当てて素材感を浮かび上がらせたもの※③、 薄型LEDを使用して本来使用不可能な場所に間接照明が設置できた例※④も気に入っています。

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石垣島の住宅
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長野ハウス
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照明で素材感を浮かび上がらせた洗面ボウル
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薄型LEDを利用した間接照明
 ④
設計士・デザイナーとして建築に携わられて、仕事にやりがいや喜びを感じられることもあると思いますが、それはどんな時でしょうか?
建物が完成する事によって新しいコミュニテイが生まれ、
その関係がだんだん大きくなり、自分もその中に参加させていただいたり、予期せぬ出会いを誘発したりする事です。


 ◆今はまだ出来ないけれどいつかこんな仕事をやってみたいというものがありますか?
そうですね、機械設備に頼らない建物創り、住み手がある程度自然を受け入れ、自然とうまく付き合える住宅、適度な改修を経て存在し続ける建物(サスティナブルデザイン)の設計を目指しています。
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