建材情報まとめサイトすまいリング
  • 掲載:2011年06月01日 更新:2011年06月01日
施工事例

省エネルギーや総エネルギーを考え次世代に繋いでいけるような空間づくり

大東 俊也
株式会社 創都設計
大東 俊也(TOSHIYA OHIGASHI)
代表取締役社長
〒540-0026
大阪府大阪市中央区内本町1-4-9
TEL:06-6942-5289
FAX:06-6942-5312
<資格>
一級建築士
インテリアプランナー
インテリアコーディネーター
野菜ソムリエ
企業コンサルタント

<関連会社>
㈲キューブファクトリー 代表取締役


住まいとは、そこに住む人にとって大切な暮らしの基盤となるわけですが、先生が設計をする上でのベースとなるコンセプトをお聞かせ下さい。

我々、創都設計は、『人・仕事・今日に感謝をし、人・仕事に感謝される企業を目指す。』という企業理念を掲げ、仕事に取り組んでいます。
お客様の幸せ・社会全体の幸福を追求しています。
その上で、

1. お客様一人一人に合った顧客満足空間を創造する。
2. 環境共生を考えた快適な空間を提案する。
3. 建築業界の不透明さをなくし、適切な工事と価格を監理する。
4. 決められた与条件を一つ一つクリアし、最適空間創造集団を目指す。

という経営方針を掲げています。

具体的には、我々はデザインすることだけが設計事務所の仕事だとは考えていません。
「永続的にお客様の幸福を支え続けていく」ことが出来ればと考えています。住宅、店舗を建てる場合、まずはお客様の要望を徹底的に掘りおこします。そうすることによって、お客様自身も今まで気付かなかった核心が見えたりします。
その要望を形として整理していきます。それがあなたらしさにつながっていくのだと思います。もちろん、コスト意識は常に頭に入っていますので、取捨選択しがら、コストも整えていきます。また、省エネルギーや総エネルギーを考え、次世代に繋いでいけるような空間づくりを意識しています。

そして、建物・空間が出来上がったことがスタート時点です。そこから先、お客様と共に成長していく可変的な空間のお手伝いが出来ればと考えています。




最も得意とする設計分野というものはありますか。

戸建住宅やマンションのリフォーム、店舗・商業施設の設計が多いです。




戸建住宅を建てるユーザーの方へ、また店舗を経営するオーナーの方へ、設計士としてのアドバイスをいただけますか。

一般ユーザーさんにとって、良い家、満足できる家づくりとはどういうものなのかを、まず、ご家族で語り合っていただくことが大切だと思います。
良い住宅とは、和風?洋風?いいえ、家族風です。家族でのコンセプトをしっかりと確立し、夢を語ってください。それを形にするのが我々の仕事です。
また、成長していく家族にあわせ、家も成長していけるような可変的な家づくりがいいのではと考えます。


店舗のオーナーさんに対しては、数ある店舗の中から、選んでもらう店にするためには、しっかりとしたコンセプトが必要です。社会に対して、何を提供するのかを一緒にしっかりと考えていきましょう。
核さえしっかりと決まれば、デザイン・客動線・運営動線・売上予想等は決まっていきます。
我々は、自社運営店舗もありますし、デザイン優先の店舗ではなく、流行る店づくりのお手伝いが出来ます。




設計を依頼する顧客からの難しい、あるいは無理な注文があった場合にはどんな対応をされていますか。

難しい注文、無理な注文はあって当たり前です。お客様の思いをぶつけていただいた方がやりがいがあります。高い壁を乗り越えた時の喜びはひとしおです。どしどし注文してください。



これからの住宅・建物はこんな風になるだろうというお考えがありましたら教えてください。

ちょっと前から言われていますが、スクラップアンドビルドの時代は終わったと思います。エネルギーの無駄遣いをするのではなく、限りある資源の中で、どのように省エネや総エネルギーを住宅や店舗に当てはめていくかが課題だと思います。
このことを考えていかないと、我々の子供世代やそれ以降の次世代につながる社会の発展はないと考えます。

子供の為に、地球の為に、小さな小さなちょっとエコから始めませんか?

ARCHITECT
設計士インタビュー
シーズン毎で取材させて頂いている設計士へのインタビュー記事です。2007年秋にスタートして四半期毎に新しい記事の更新をしています。住宅、集合住宅、商業施設、公共施設など設計士の体験談をお楽しみください。
先月よく読まれている記事
遠藤知世吉|建築におけるSDGs「いつまでも家族が輝ける家造り」
玉上 貴人|日常的な事象や原理を「視覚化」
下田恭子|「そこにしか存在し得ないもの」としての建築
藤田慶|聞き上手で論理的な思考、そして確かな実践力をもつ設計者と一緒に建築することが大切です。
井上英勝|多用な生活スタイルに対応する「理想の住まい」とは