メーカーインタビュー
細田木材工業株式会社
限りある天然資源としての木材。
長い歴史を重ねてきた木材の街「新木場」はいま、時代の流れに沿うべく
新たな舵取りを模索し、動き始めている。
2014年 3月
インタビュー / 建材ナビ・アートディレクター

木材をよりアピールできる手法を提案

細田木材

細田木材
細田木材

― 御社では木材以外にも、傷つかない、滑らない、メンテナンス簡単という大変付加価値のある特殊な塗装材もお取り 扱いですが、どのような製品なのでしょうか?

中谷:私どもでは、4年ぐらい前からガラス塗料という特殊液体ガラス塗料という、ガラス塗料の取り扱いを始めて、それは通常のウレタンとかアクリルの塗装、樹脂の塗料、有機性の塗料のように造膜する塗料じゃなくて、中に浸透する塗 料なんですね。
ところが浸透する塗料だとなんか塗ってないような感じがするんだけれども、その塗料はガラスの塗料で粒子が非常に細かいですから、木材の中に染みこんで、なおかつがっちりと無垢材を固めてくれる。だから汚れた時にガラスですから、例えばクレヨンでものを書いてそれを洗剤で拭きとって取れればいいんだけど、取れない時にウレタン塗装はシンナーとかアルコールで拭いたら当然コートがくもってしまいますよね。ところがガラス塗料の場合は溶剤性も非常に強く、耐溶剤性が強いから。クレヨンで書いたものをシンナーで拭いてもアルコールで拭いてもきれいにとれてしまう。そういう特徴がある。そういう塗料を扱っています。
それで、その塗料の現場が、東京駅の北口にあるステーションギャラリー。あそこの床のフローリングは、全部私どものガラス塗料の塗装をしてあります。もう1年以上、1年3カ月ですか、去年の7月オープンですから、1年3カ月たって、つい最近も見に行きましたけど、何の傷もついてないし汚れもついてない。メンテもただ拭くだけで構わない。ワックスも塗る必要もない。それで、塗った感じもウレタン塗料のようにゴテゴテした、上に膜がついたような感じはしない。木の素材感を出したまま、なおかつきれいさを1 年3 カ月たってもまだ保っていると。そういう塗料も扱っています。

― それは細田木材様のオリジナル商品ですか?

中谷:違います。それは他社さんの製品なんですけど。うちはそれを塗装する。それをどうやったらうまく塗装できるかというのを、開発していったんですよね。そして一番いい塗り方はこれだよという。それでやられてるんですけどね。

奥村:「建材ナビ」さんには、フローリングとウッドデッキから掲載して頂き、そのあと不燃木材も載せていただきました。まだ、不燃木材の問い合わせは多くはないですが数件有り、サンプルも出させていただいたりしています。
基本的には弊社は高機能化木材と取り扱いに代表されるように、付加価値創造企業。先ほど社長が申しましたけれども。木材をそのまま売るんじゃなくて、提案をする、付加価値をつけるということで木材を販売させていただいてます。そして事業活動しています。ホームページを見ていただいても高機能化木材という欄が左のバナーの中にあります。ぜひそれも建材ナビさんで紹介していただければ、ありがたいですね。

― 多くの設計の先生は、皆さま本当に今日伺ったような情報を求めていらっしゃいます。「木のソムリエ」とし て今まで培われてきた知識や技術を、セミナーという形で発信されてもよいかなと思います。その知識をもとにさらに、設計士さんが新たに設計上の提案をフィードバックできるような・・・。ぜひ、今後「建材ナビ」においてそのような企画をご提案したいと思います。
本日は、ご多忙の中大変ありがとうございました。

高広木材株式会社